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お金を稼ごう!

次の日、自分たちはまた二人で一緒にログインする。今日も平日の夜だからかプレイヤーはまばらだった。


「今日はどうする?」


「ん〜お金稼ぎ〜? スズハルがお仕事してる最中に色々調べたら〜自分専用の設備を手に入れるのにはかなりのお金がかかるって書いてあったから〜……」


「ふむふむ、なるほど。ならそうしよっか」


「今日も通話繋ぎながらやろっか〜っとその前にクエストも開かないとね〜」


「はーい!」


「手繋ご〜」


「はーい!!!」


冒険者ギルドに行って紗夜と私は初日と同じクエストを受ける。


「……」


「終わったら会えるから我慢だよ〜?」


「ぐすん……」


若干少しの間だけど離れるのを悔やみつつ、それぞれの生産施設へと向かう。


紗夜は基本マイペース、だけど面倒くさがりじゃないからマイナスにはなっていない。ベッドの上でも自分がいつも……これ以上は言えない。


「ステータス画面確認するの忘れてた」


席に着いた頃、ようやく自分はそのことに気づいた。


種族:人間 

職業:初級裁縫士lv1→3

筋力:1→3

生命:1→3

敏捷:1→3

器用:6→10

知力:1→3

幸運:3→5

スキル:【裁縫lv1→2】【素材製造lv1】【性能上昇・微】【戦闘スキルコスト三倍】

フェアリースキル:【幸運値常時上昇】

SP:6→1

称号:無し


「これでよしっ」


どうやら戦闘しなくてもレベルは上がるようだ。全部使うのもよくないと思って一ポイントだけ残した。終わると同時に紗夜から通話がかかってくる。


「聞こえてる〜?」


「うん、聞こえてる」


「良かった〜」


「そう言えば鉄屑って何に使うの?」


「作った武器の強化?に使うみたい〜」


「ふむふむ、ステータス画面の確認はした?」


「もちろんしてるよ〜まさかスズハルは忘れた〜?」


「えーと……はい……」


「ふふ〜少しドジな所可愛いね〜」


「て、手元が狂うから!」


「後でハグたくさんするからね〜」


「……がんばる」


本当に失敗しそうになりつつもなんとかして仕上げる。


「出来た!」


「私も〜」


出来たものはこれ。


【初心者の服】

名前:スズハル

耐久力:81+2 防御力:12+1

装備効果:なし

説明:目立つミスはなく、更に運が良いことに性能も本来のものより僅かに高い。評価も高くなるだろう。


【初心者の銅剣】 

名前:さやっち

耐久力:81 攻撃力:12

強化値:1

装備効果:なし

説明:目立つミスはなく、普通の銅剣。特に何も問題はないだろう。


二人で結果を見せ合った後に冒険者ギルドに行くと前回よりも多めに報酬を貰えた。そして今はベンチでゆっくりタイムである。


「初めてミスなく作れた?」


「偉いね〜♪」


「膝枕良い?」


「良いよ〜はいごろ〜ん」


「ぷにぷにしてる……!」


「一旦リアルに戻る〜? その方が抱きつきやすいし〜」


「はーい!!!!!」


元気よく返事しつつログアウトする。すると既に手を広げた状態の紗夜が待機していた。


「おいで〜」


「んっ……」


「やっぱり甘えん坊だね〜」


「否定はしない」


「そんな素直になれない子には悪戯するよ〜?」


「ひゃっみみだめだから!」


「やめない〜!」


紗夜が満足するまでの間、ずっと耳に悪戯され続けた。ダメこれ病みつきになりそう……。

お久しぶりです、ランキングに何故か乗れましたありがとうございます!それととんでもないミスを修正しておきましたのでよろしくお願いします。

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