二人の日常
「お疲れ様〜!」
「ただいまー…あのクソ上司仕事押し付けられた…明日休みだけど…」
「後で頭撫でてあげる〜」
「うん!」
自分(鈴鹿遙二十二歳)は彼女である浜田紗夜にそう声をかけた。夕食はご飯はもう炊けてるし後は今作ってる青椒肉絲を作ったら出来るみたい。
「さやちーお風呂一緒に入ろ」
「分かった〜ご飯はもうちょっと待ってね〜」
十分後、完成し夜ご飯になった。今日は青椒肉絲とエビチリと卵スープ。紗夜も自分が美味しそうに食べているのを見ながら食べる。
「美味しい〜?」
「うん!ご飯のおかわりある?」
「ある〜」
「嫁のメシが美味すぎる…」
ちなみに自分は小食だけど紗夜は大食らいだ。ついこの間テレビでやってた大食い大会で優勝するという伝説もある。あ、そう言えばその時の優勝賞品…。
「この前の優勝賞品って何貰ったっけ〜…」
「確かVRゴーグル二人分だったはず」
「まだ何も触ってないけどどうする〜?」
「ふっふっふっ!そんな事もあろうかとアカウント登録、諸々の設定は自分がやっておいたのさ!あ、後ついでにゲームも!」
「お〜!後で見せて〜」
「了解!」
夕食が終わり一緒にお風呂に入って洗いっこした後に見せてもらった。紗夜の机の上にはテレビでよく見るVRゴーグルが置いてあった。
「頑張ってやったから褒めて」
「頑張ったね〜♪よしよし♪」
「抱きついて良い?」
「いつでも〜」
「それじゃ遠慮なく!」
五分間抱きついた後に再びVRゴーグルの方に戻った。何か紗夜が前より胸大きくなってるような…。
「説明書によれば…被って仰向けに寝て電源付ければ良いっぽい!」
「分かった〜、ゲームは何するの〜?」
「それは…これ!」
引出しから取り出されたパッケージを見るとフェアリーラインオンラインと書かれている。多分これってMMORPGだったはず。
「MMORPGって言う分かる?」
「えっと〜…あの大規模参加型何ちゃらみたいな感じだよね〜」
「そうそう、それ買ってきたよ!」
「やった事ないけど大丈夫〜?」
「大丈夫大丈夫!自分が手取り足取り教えるから」
「お願い〜」
「今日はもう遅いし寝る?」
「その前にいつものする〜?」
「んー、しよ!」
今日の『いつもの』は早めの三時間で終わった。二人で服が脱げた状態で抱き付きながら次の日を迎えた。紗夜よりも早く起きて簡単な朝ご飯を作る。
数十分後、可愛らしい寝癖とアホ毛が立った状態でから降りてきた。
「おはよう〜」
「ふぁぁ…おはよう」
「食パンに苺ジャム塗っとくね」
「ありがとう〜」
眠たそうに目を擦りながら洗面所に行く紗夜を見ながら二人分の朝ご飯を用意する。目玉焼きは…うん、大丈夫そう。
まだまだ少し直そうとした跡がある寝癖とアホ毛を見て笑いそうになりながら朝ご飯を食べた。ゆっくりと食べ終え、二人で一緒に歯を磨いた後にゲームをすることにした。紗夜とゲームするの楽しみ。
読んで頂きありがとうございます。
戦闘描写から逃げるために書き始めました。
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