七話
〈浅野 優視点〉
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「っ!?ここは?」
ボクが目を覚ますと火山の周辺?の様な場所にいた。
そして遠くに赤いトカゲ?が見える。
うん?なんで遠くなのにトカゲが見えるんだ?
そう思って恐る恐る近づいて見る。
「ドラゴン?」
『違うわよ!』
「しゃ、喋った!」
『そりゃ喋るわよ。私ぐらいになるとね?』
「じゃあなんなんですか?」
『敬語はやめなさい!あなたと私は対等なんだからね!私はサラマンダー。火の精霊よ。』
そう言いながらサラマンダーが光りだすと……。
オレンジ色のツインテールの少女が現れた。
「誰?」
「あんた、自分の顔もわからないの?私はあの姿じゃ話しにくいと思ってあんたの姿をとったのよ。」
「あ、ありがとうサラマンダー。」
「長いからサラでいいわゆうちゃん?」
「は、はい。」
「緊張しなくてもいいわよ。これから貴方は私と戦ってもらう。力を扱う資格があるか調べる為にね?」
「変身っ!」
[ファイア!チェンジフォーム!]
[ファ!ファ!ファイア!]
髪の色がオレンジ色から紅色に変わる。
「おりゃっ!」
ボクはサラに向かって殴った。
「へっ!?」
が、片手で止められ反撃される。
「くっ!?だったら!質より量だ!」
[ユアコピー!ユーズ!ユアコピー!]
[[ユアコピー!ユーズ!ユアコピー!]]
もっと増やせないかな?
[[[[エラー!]]]]
どうやら4人が限界みたいだ。
[[[[コネクト!ユーズ!コネクト!]]]]
[[[[エレメンタル!バレット!]]]]
[[[[コピー!ユーズ!コピー!]]]]
今度は武器をコピーする。
[[[[エレメンタル!ソード!]]]]
片方だけ剣に変形させて遠距離から攻撃して怯んだところを剣で斬りつけた。
「グッ!?ちょっと厄介ね。」
剣を銃に戻してトドメを撃つ。
[[[[[[[
[ファイナルアタック!ファイア!ショットブレイク!]
]]]]]]]
チュドーン!チュドーン!チュドーン!チュドーン!チュドーン!チュドーン!チュドーン!チュドーン!
サラはボロボロになっていたが立てないほどではないらしい。
「悪くないわね。いい筋入ってると思うわ。合格よ!」
「はいこれを渡しておくね。」
赤、青、黄、緑のボタンが付いた黒い時計をもらった。
「赤のボタンを押せば私が力を貸すわ。」
「ありがとう!」
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「………ちゃん!ゆ……ん!ゆうちゃん!」
「わぁっ!?ど、どうしたの?」
「っ!?起きたんだねゆうちゃん!」
「変身したまま3日経っても起きないから心配したんだよ?」
「ごめん。でもまたこうなるかも。これは試練だから。」
「とにかくフェニックスを倒しに行こう!」
「う、うん。でも大丈夫なの?」
「大丈夫。今回は心強い仲間もいるから。」
「心強い仲間って?」
黒い時計の赤いボタンを押す。
[サラマンダー!]
空中に魔方陣が現れてサラが落ちてきた。
「さっそく出番ね?」
「うん。」
「ゆ、ゆうちゃんが2人喋ってる!?」
「紹介するよ。彼女が心強い仲間、サラだよ。」
「私はサラマンダー。ゆうちゃんにさっきまで試練を課していたのは私よ。心配かけたわね。」
「いえいえ、大丈夫ですよ。では倒しに行きましょっかフェニックスを!」
「うん。」
「そうね!」
◆
「いたぞ!フェニックス!」
『むっ!また貴様らかァ!』
「「変身!!」」
[ファイア!チェンジフォーム!]
[ファ!ファ!ファイア!]
ボクは髪色が黒から紅色になり、髪型がツインテールになる。
[ソル?ルナ?チクタクチクタク……]
「ソル!」
[ソル!レディーゴー!サンサン!ソル!]
加奈さんは黄色の蛍光色と赤の蛍光色が混ざり合った色合いのポニーテールになる。
「さて、さっそく使ってみようかな。」
フレイムのカードをセットする。
[フレイム!セットフレイム!]
[ボゥ〜ボゥ〜ボゥ〜ボゥ〜ボゥ〜……]
「変身!」
[チェンジフォーム!フレイム!!]
[フレイム!サ!サ!サラマンダー!]
髪色がオレンジ色になる。
さらに腕時計の赤いボタンを押す。
[サラマンダー!]
「あいつがフェニックスね?」
「うん。」
[ユーズ!コネクト!ユーズ!]
[エレメンタル!バレット!]
[ユーズ!コピー!ユーズ!]
[ユーズ!コピー!ユーズ!]
銃を2つ増やしてサラマンダーと加奈さんに渡す。
「飛んでる内はこれを使って!」
「「もう一個くれ(ちょうだい)!」」
「わ、わかった。」
[ユーズ!コピー!ユーズ!]
[ユーズ!コピー!ユーズ!]
[ユーズ!コピー!ユーズ!]
ついでにボクの分も複製しておく。
「はい!」
投げて渡した。
[エレメンタル!ソード!]
そのうち一つを剣に変形する。
[ファイナルアタック!フレイム!スラッシュブレイク!]
「ハァッ!」
強力な炎の斬撃をフェニックスに飛ばす。
『ば、馬鹿な!私が2度も同じようにやられるなんて!……グワァァァァァぁぁぁぁぁぁ!?』
チュドオーーーーーーーーーン!!!
「よしっ!」
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