五話
第五話です。
〈浅野 優視点〉
今日は宿で寝ようかな?
でも虹金貨って絶対一万円札とかそんな感じだよね?
うわぁ…絶対迷惑じゃん。
どこかで両替しよう。
お金が沢山ある場所……そうだお城!
あそこなら両替できるよね?
と、言う事でお城の近く、城下町まで戻って来た。
もう夕方だよ……。
早く両替しないと。
そこへ…。
「あっ!ゆうちゃん!?」
「へっ!?加奈さん?」
「「どうしてここに?」」
「ボクはお金を稼いだけど大きかったから両替する為にお城へ行こうと思って。加奈さんこそどうしてここに?」
「わ、私はゆうちゃんが心配だったんだよ?」
「ご、ごめんなさい。」
「お城の人もゆうちゃんを探してるみたいだから一緒に行かない?」
「えっ!?わ、わかったよ。」
ボクと加奈さんで一緒に城に行った。
その日ボクは王女様に「よく戻って来てくださいましたね。明日皆様の前でやってもらいたい事があります。今日はお休みなさい。」と、言われ城で寝る事になった。
◆
次の日
「では、変身してください。」
「へっ!?(どうしてそれを?みんな見ていて恥ずかしいけどやるしかなさそうな雰囲気になってるからかるしかなさそう。)」
「わ、わかりました。」
変身のカードを左腰にいつのまにかあったカード入れから取り出し
「変身」
と、言って右腰にいつのまにかあったカードを入れる部分にカードを入れる。
[ノーマル!チェンジフォーム!]
すると髪の色はそのままのツインテールになった。
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
クラスメイトは目が飛び出すと言わんばかりに目を見開いている。
「ほかにありますか?」
「あっ、はい。」
火のカードをセットする。
[ファイア!チェンジフォーム!]
[ファ!ファ!ファイア!]
髪の色が黒から紅色に変わる。
「一応全て見せてくれますか?」
「はい。」
風のカードをセットする。
[ウィンド!チェンジフォーム!]
[ウィ!ウィ!ウィンド!]
髪の色が紅色から蒼色に変わる。
次に水のカードを入れる。
[ウォーター!チェンジフォーム!]
[ウォ!ウォ!ウォーター!]
髪の色が蒼色から水色に変わる。
最後に土のカードを入れる。
[ランド!チェンジフォーム!]
[ラ!ラ!ランド!]
髪の色が水色から黄土色に変わった。
「スゥバラシィッ!!」
「お父様!?」
階段を降りてやって来たのは王女のお父様、つまり国王だ。
「どうしたのですかお父様?」
「エレメンタルヒーローの2人が揃うなんてスゥバラシィッ、じゃあ〜ないかぁ!!」
「2人ってどう言う事ですか?」
「そう言えば君は知らなかったな。彼女がもう1人のエレメンタルヒーローだぁ!」
「加奈さん!?」
「ゆうちゃん、私もエレメンタルヒーローだったの。」
加奈さんは変身のカードを左腰にいつのまにかあったカード入れから取り出し右腰にいつのまにかあったカードを入れる部分にカードを入れると待機音声が流れ始める。
待機音声ってボクの方には無いよね。
[ソル?ルナ?チクタクチクタク……]
「どっちも選べない?」
[ノーマル!レディーゴー!ノー・マ・ル!]
加奈さんの髪型がロングヘアーからポニーテールに変化する。
「へぇ。ボクもそんな感じになってるのかな?」
そこへ兵隊たちがやって来た。
「た、大変です!災害級のフェニックスが蘇りました!!」
「「「な、なんだって!?」」」
「どういう事なの加奈さん?」
「フェニックスって言うのは別名不死鳥なの。そんな奴が暴れたら危ないよね?」
「確かに!じゃあボク行くよ!」
「なら私も!」
「では2人に任せます。」
「アタイたちは?」
「訓練をしててください。」
「フェニックスはこの城から北にいます。」
「「わかりました」」
ボクと加奈さんは外に出た。
「「変身!」」
[ウィンド!チェンジフォーム!]
[ウィ!ウィ!ウィンド!]
[ソル!レディーゴー!サンサン!ソル!]
[[ユーズ!フライング!ユーズ!]]
加奈さんとボクは空を飛んだ。
およそ30分後。
「あっ、いた!」
『我が道を邪魔する者か?ならば容赦はしないぞ?』
「あ、喋った。」
「シャ、シャベッタアアアァぁぁぁ!!?」
「落ち着いて加奈さん。…邪魔させてもらうよ。これ以上被害が出ない為に。」
[ユーズ!コネクト!ユーズ!]
[エレメンタル!ソード!]
[ウォーター!チェンジ!]
[ウォ!ウォ!ウォーター!]
「燃えてる鳥は消化しないとね?」
[ファイナルアタック!ウォーター!スラッシュブレイク!]
「ハァッ!」
水の斬撃をフェニックスに飛ばす。
『グワァァァァァぁぁぁぁぁぁ!?』
チュドオーーーーーーーーーン!!!
「これでよし!」
「帰ろっか、私あんまり出番なかったね。」
「あ、うん。」
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