第3話:湯川 愛理
玲音と麗華のクラスメイト「湯川 愛理」。愛理の登場で2人の関係はどう変化するのか…。今後も活躍する愛理の登場シーンです。ぜひ読んでみてください!
あの人…。最後れいちゃんって呼んだ気がしたけど。
気のせいかしら…。まぁ、れいちゃんって呼んでくれるのはレオンだけだから空耳か…。
私も疲れてるのね。今日は早めに寝よう。
―――翌日―――
「麗華さん、おはよう。」
「おはようございます、犬瓦君。」
「もぉ~!玲音って呼んでくれてもいいのに!」
「…その名前は大切な子の名前だから呼びたくない。」
「…そうなんだ。」
れいちゃん僕のことをそんなに大切にしてくれていたんだね。ありがとう…。
れいちゃんには犬のレオンじゃなくて、人間の玲音として好きになってもらいたい。
「玲音く~ん!今日の放課後暇?」
「湯川さん!今日は暇だよ~」
「もう、愛理って呼んでって言ってるじゃん!2人でカフェでもいかない?」
「あ~そうだった。ごめんね、愛理。今日だったら別にいいよ。」
「本当?!やったぁ!じゃぁ、放課後待ってるね!」
「了解~。」
麗華さんも毎日毎日僕が放課後誘っても嫌だろうし、今日は普通に帰ろうと思ってたけど…。
まぁいいっか…。
―――放課後―――
「玲音く~ん!ごめんね、待った?」
「ううん、大丈夫だよ。いこっか。」
「ここのカフェおすすめなんだよ~!いつか好きな人と来たいって思ってたんだ!」
「へ~そんなにおすすめなんだ。いつか来れるといいね。」
「…。そう…だね!また玲音君と来たいなぁ…なんて!」
「僕でいいなら全然付き合うよ。」
「やったぁ!玲音君って好きな人いるの?」
「いるよ…。昔からずっと好きなんだ。」
「へ、へ~…。どんな子なの?うちのクラスの子だったりして。」
「う~ん、人の前だとしっかりしてる風に見せてるけど、実はとっても弱い子。僕が支えてあげなくちゃって思うんだよね。クラスの子かは秘密!」
「そんな子なんだ…。幼馴染なの?」
「幼馴染ってゆうか僕からしたら家族のようなものかな。」
「そっか…。でも、高校で新しい出会いもあるんだし、他の子のことも見てね…?以外と身近に玲音君のことを好きな子がいるかも…?」
「そ…そうだよね。でも僕はその子のことが大好きなんだ。」
「そっか…。まぁ、その子に思いが伝わるといいね!」
「ありがとう…!愛理にまた相談してもいいかな?!こんな風に好きな人の話できるの愛理くらいだし…。」
「…。全然いいよ!またカフェとか行こう!でも私の話も聞いてね?」
「もちろん、今日はありがとう!また明日学校でね!」
「うん、また明日。」
愛理いい子だなぁ。好きな人とうまくいくといいけど…。
僕も麗華さんと付き合えるように頑張ろう…!
第3話も読んで頂きありがとうございます。
愛理の好きな人は一体だれなのか…。玲音と麗華は果たして結ばれるのか今後ともぜひ読んでみてください!