彼我の繋がり。
区切りが上手くいかなかったので今回は短いです。
只今ブログ運営中。作者紹介ページから行ける模様(←この辺初心者何でよくわから…Σ(・□・;)
取り合えずここにurl張っておきますので是非来てくれるとうれしいです!!
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どうやら俺は、異世界…というよりも平行世界のほうが近いのかな…とりあえずそんなとこに呼び出されてしまったらしい。
どこのファンタジーだよ!!って突っ込みたいけど、体が、魂が、零の中を覚えてるから納得できる、というか納得しかできない。――――なんか、こっち来てから理不尽に分からせられてることが多い気がするのは気のせい。。。だといいなぁ…
でも、だから、俺は驚いた。納得してしまっていたからこそ。
なんで――――なんで、この世界に冬華先生、藤原冬華と瓜二つなんてもんじゃないまったく同じ顔をした人がいるのか、と。
「冬華先生〜〜〜!!!!!!!!??」
つまりこの叫びのなかにはそんな感じの気持ちが入ってるわけで、ついでに、ちょっと天敵にあった時のような気持ちも入ってりするけど、その辺はオフレコで。
とかなんとか、ちょっと馬鹿なこと考えてたら、柚葉さんは何か不思議な言葉とともに煙草をこぼしてびっくりしている模様。いやしかし、ほぇっていう人初めて見た。
だから最初は気付かなかった。
「なんで、あの子の名前を…?」
すごく苦々しい悔恨にまみれた声。あまりに唐突に、だけど、さりげなさすぎてその言葉を理解するのに三拍程要した。たぶん何で俺が藤原冬華って名前を知っていたのかを聞きたいんだと思う。
「…えっと、先生って言ってもわかんないかな。冬華さんは、俺のというか俺の世界の学業の師匠なんですよ。まぁ、俺は武術も少し教えてもらってましたけど。」
「そう、か…あの子は元気にしてたか?」
少しほっとして、でも、今度はどこか妹とかを心配するような声を、俯きながら新しく煙草を口にくわえながらなんでもないように言う。その手が、震えているのには気づかなかったことにしておこう。
「元気…元気ですか……いや、なんていうか元気じゃなかったら不思議なぐらい元気ですよ?銀行強盗とか、一人で制圧するし。うちの地区の暴走族、運動不足だ、の一言で全部壊滅させるし。でも、なんだかんだでいい先生ですよ。まぁ、俺なんかはいっつも怒られてますけどね。」
だけど、やっぱり気づいてしまったから、苦笑しながら少しだけお茶らけて言ってみる、何が大丈夫とは言えないけれど、大丈夫だと伝わるように。
「はは…そっかー元気か。。。悪いな気ィ使わせて。」
おもっきしばれてたみたいだけど…でも、そう言ってあげた顔は吹っ切れたみたいにすがすがしくて、どっか小悪魔っぽくて。その笑い方は、ああ、やっぱり姉妹なんだなって妙に納得できるぐらい、冬華先生に似ていた。
でも、だから、思いだした。先生に武術を教わるきっかけと、その時に言われて少し引っかかっていた言葉を。
「あ、今の笑い方で思い出したんですけど……冬華先生に武術教わる切っ掛け。俺の幼馴染が誘拐されて、親友と二人で変な宗教団体つぶしに行った時、別の筋でその団体追ってたらしい先生が途中で乱入して来たんですけど、そこでブチキれかけてた俺を見て『アポトスコーダー…』ってすっごくびっくりしながら呟いてたんですよ。その後、ひときしり爆笑して悪魔見たいな笑顔浮かべながら、人を屠ってく先生はトラウマもんでしたけどね。」
それを見て俺は、先生には絶対逆らわない事を決意したんですって、苦笑いしながら付け加えた裏で、もしあの時、先生がマイペースに爆笑してなかったら、俺はどうなっていたんだろうかとたまに思う。
あれは何がとは言えないけど、完全に何かが暴走してたのは確かだ。それは、きっとあの時にも…
そして、それが俺がここに連れて来られた原因なんだろうと。
しかし、返ってきたのはなぜか笑い声だった。
「そうか、……そういうことか…くははははは、あの子見つけてたのか。これじゃあ、姉の面目丸つぶれだな。」
たばこが燃えて灰がこぼれる。
ほんの少しだけ考え込んだかと思いきや、急に膝をバシバシ叩きながら笑い転げる、柚葉。いえ、あの、スミマセン…展開が速すぎてついていけないんですが。
元気が出たのはうれしいんですけど、少し説明してもらえないですかね。
そんな俺の心境を読み取ったのか、柚葉はまなじりに浮かんだ涙を人差し指でぬぐいながら
「いや、悪いな。昔は体が弱くて心配ばかりさせられてた妹に先を越されるとは思わなくてな。すこし・・・なんていうんだろうな、うれしかったから。」
と苦笑して、おもむろに|もう一度≪・・・・≫説明を始めた。
加筆修正。
次回は、この世界の構成とかの説明です。