新モンゴロイドとシベリアルート
ハプログループへの興味と私個人の虚構への考えを書いて見たいと思います。古い学説にモンゴロイド北方ルートと言うものがあります。インドから北部と南部に分かれたルートがあるのですが、この時真横に東南アジアに行くルートと、シベリア方面に行くルートが有ります。標高が高いのでかなり苦しいのですが、事実その痕跡は残っています。
このシベリア方面に進んだ集団が新モンゴロイドと呼ばれる北方適応集団になったとの学説があります。
これ古いです。何故古くて駄目なのか?と言うと、肝心のこのルートの中継地点であるバイカル湖から出た集団がコーカソイド系(インディアンも含まれるため正確にはあくまでコーカソイドの元になった集団です)だったからです。じゃコーカソイド系が新モンゴロイドの祖先?全く違います。バイカル湖で新モンゴロイドが発祥したわけじゃないんですよ。じゃどこが起源地か?これは特定されてませんが、おそらく人の流れからもっと東だろうと見られています。
じゃこの集団はどこから来たのか?となります。最新の学説では、東南アジアの海岸部、おそらくスンダランドと呼ばれる地から水没によって北上したと見られています。何故あんな寒い地域に、ってのは元の土地が住めなくなって仕方なくという感じじゃないかと。
後は南方に居た証拠ですよね。
そこで探ってみると、居たんですよ。南方に北方系のC2系の大集団が、さてここで何故私が歴史とDNAというテーマなのか?の答えが出ます。これ探ってみると、モンゴル帝国の生き残りなんですよね…。北上したC2の源流集団どころか全く逆で、北から南下したC2集団の生き残りだったわけです。
じゃ何故南部の一部にだけ残ったのか?歴史を調べてみると、ベトナムに近い地域で、中国の支配が微妙な地域になります。そのため自治性のようなものが高くて中国から北方に追いやられたモンゴル帝国の生き残りがそのままいつく環境に合ったとなります。他の地域は追い出されたため、子孫の数が少ないためある省だけが突出して高くなってしまったと。
先史時代の状況を把握するため調べるDNAを補完するため、有史時代を調べてその時代に増えたものじゃないか?を補強します。歴史とDNAが密接に絡みます。他にもこういう例一杯あります。先祖からずっとそこに居たのではなく、有史時代に奇妙な別集団が唐突に移動してそこに残るというのが多数あって、それ調べると案外特異な地域って有史時代のものが多くて何かすごい発見なのでは?と思ってもがっかりってなります。
じゃ南方から来た証拠は無いのか?なんと言ってもスンダランドが消えてしまったので、骨が無いんですよ。
これがあったんですよ。前に書きましたが朝鮮の土台になってる集団は南方系だと。ここで日本のD系縄文人では?となります。
ここまで書いた事で一端留めます。これを私は良質なミステリーで自らが探偵の様に解き明かしています。はっきり言って虚構より面白いんですよ。私はミステリーは文学とは違って、ラノベなどの娯楽に近いと思っています。それでもラノベに較べたらリアルな知性をかなり使うので映像作品で見ないと疲れる部分はある事はあります。
文学なども土台になる知識も豊富で同様に知性を酷使します。それは元の知識があるわけです。そういったものに生に触れることが多いと、意味を余り感じなくなるんですよね。
ここでね、過去知識階層である作家と読者で知識の隔たりがあったと見ています。文学がインテリ同士で育ててきたのは確かです。でも、それが大衆に広がって行く時期や若者が受け入れる時代は違います。そういった時期の刺激は多分もう無いんじゃないか?と見ています。今ってそういう時代じゃないと思います。知りたい人情報を直接取ってしまって虚構で得られるものなんてあまり無い。
虚構は虚構で娯楽性が重視されて独自発展していく、そうなってくると、過去のスタイルって混ぜ物が混ざったものでしかないわけです。それが今の純粋な娯楽性で磨き上げられたものに慣れた世代が受け入れるか?なら、出来ない事は無いが正直、啓蒙的に今の馬鹿な読み物に失望して改善しようとしても、多分若い読者からノーを突きつけられると思います。
なろうを見て失望危惧してる人は、だからって無理矢理ねじ込んだ啓蒙的知的情報が詰まった小説で同様の娯楽性を満たそうなんてとんでもなくレベルが高いので止めた方が良い。やるなら、娯楽性の水準をまず満足させるレベルの技量を自分に見つけないといけないと思う。その上で、混ぜて果たして出来るのか?自分でやってみるべきだと思う。
まともな水準に無いのに、理念だけ立派な啓蒙小説は多分若者に嫌われるんじゃないか?と思っています。だって今の面白さの水準に達して無いんだから。
さてミステリーの続きをやります。ハプロが不完全は以前から書いています。半島で古い人骨が見つかって核DNAが取れたので調査すると、意外な事にその起源が南方起源で、子孫は北方の少数民族に繋がっていたことが分かりました。それらの集団はC2系です。
ミステリーとしておもしろいのはここからです。これ日本のD系もあるだろう?核DNAがキーで、毛髪のDNAを調べるとベタな直毛(訂正:髪の毛じゃなくて、歯型でした、中国型と東南アジア型とあり、中国型だったそうです。D系は東南アジア型なのでD系では無いです)だったようです。縄文人は形質として巻き毛だったといわれています。今のアマンダン諸島の南方にそのまま残った集団を見れば分かります。明らかに違う集団です。残された子孫の主要父系ハプロがC2系だった点から、母方じゃなくて、当時Dか?C2しか居ないため父型の直系の子孫と見て良いです。
先ほどのヒマラヤルートで海岸沿いじゃないルートで進んだのが今のO系集団です。私も調べましたが一応海岸沿いとは違うルート辛うじてあります。だからC2、D系と交わらないですごした時間がそれなりに長いわけです。
他にも南米にD系もO系が居ないので、古い時期の北上はC2系とD系で、D系は日本付近で止まってしまったと見えます。候補としてほぼC2系だけと見て間違い無いです。日本特有のC1A1が混じっていた可能性も高いですけど。
これらをトータルで考えて、シベリアルートを辿った新モンゴロイド集団は直系父型では居ないと。ただし直系以外や母系はシベリアルート考えられます。アメリカ先住民が居たバイカル湖ルートと混血してるからです。ただしこの集団直系ではQがちょっと残る程度です。基本新モンゴロイドの基底となった集団はバイカル湖で誕生したのはおそらく違う。
これらはもう過去に書いていますが、トータルとして新モンゴロイドのシベリアルート否定は書いてないと思います。それらをまとめて、自身が知的興味を虚構に求めてないって絡めて書きました。
ジャンル的にこれどっちに入れようか?と悩みますが、わかりやすいので歴史DNAの方に入れておきます。ただこれ一応妄想論にも突っ込んで言及しています。
私はアホみたいに見える所謂なろう系に対して、それを知識や知性の方向でどうこうするのはどうか?と見ています。数はテンプレ批判に較べると少ないですが、エッセイにちらほらそういう危惧が見えるからです。
追記:うーん、これ南方から北上した根拠が書かれていません。今常識として北上ルートになってますが、そこからの常識的判断なのかな?と思います。刷新され海岸北上に常識が塗り変わった根拠があればまた書いてみたいと思います。
それでは今回はこのあたりでやめておきます。
歯型についてだけ突っ込んで書いておきます。歯型は新モンゴロイド=中国型、旧モンゴロイド=東南アジア型ってものじゃないです。これは浅い知識だとそういう誤解があったのですが、北方適応してないアメリカ先住民は圧倒的に中国型が優勢です。
これは北方適応とは関係なくて、別の要因でアメリカ先住民と混血したC2系の特徴だと私は考えています。そこからD系は狩猟採取民としては東アジア海岸部では主流でなかったと考えられます。遺伝的な広がりから、チベットなどのD系に較べて日本のD1B系は人口だけ多いが遺伝的多様性が少ないそうです。
これは、そもそもかなり小さな集団が、日本と言う人口が増えた集団のルーツとなったため増えただけで、元は一地域の小さな集団だったと推測できるそうです。チベット系のD系の人口は約600万人ほどで、この数の多様性が日本の1億の男性を半分としても30%を超える人口の何倍も遺伝的多様性が高いようです。
半島には縄文人がわんさか居たなどの話がありますが、眉唾物です。居たのは間違い無いです。母系の縄文系M7Aがそこそこ、父系のD系が僅かに半島南部に残っているからです。ただその割合は全く多く無いです。
日本と半島のmtDNA構成が似てるのは縄文系ではなく、弥生系の母系のせいです。
意外と簡単に分かりました。根拠は2つ、現代人の遺伝子調査と発掘による古代人の遺伝子調査です。多様性の分析からルーツを探るもので、北方ルートが考えにくいのと、もう1つは、北方のハプロの先祖型が南方東アジアの遺骨から発見されるからです。
沈んでしまったスンダランド以外に残った遺骨ですね。ほぼ確実ってほどのデータは集まらないが、2つの調査を組み合わせて常識が形成されてるって感じです。
韓国の調査は、この常識を元に推論したものですね。別の記事では、北方系狩猟採取民と南方系稲作民として書いてありました。そこに北方に拡散した狩猟採取民って一言触れて有ったので、統一して、朝鮮人のルーツは南方系だと大雑把な記事になってしまったようです。
分かりにくいので追記。東に行くほどC2系の分岐年代が古くなります。東起源なのは間違いない。南起源は分からないじゃないか?でこれが元のアボリジニなどに繋がる古いC系がインドネシア辺りに居るからです。それを辿っていくと海岸沿いに進んだって形になります。
過去の人骨は、北方ルートで1万年前付近ではC2が出ないからです。今欧州まで広がってるC2系は分岐年代から考えてかなり新しいです。出てしまえばごろっと変わります。
さらに、追記で、別の情報有りました。モンゴルなどの違う系統で、中国、日本、ブータン、バングラデシュ と広がりのあるC2系があります。これは南方というかD系と同じく東シナ海あたりの沈んだ場所から4方に広がったのかと。
あくまで憶測ですけど、それでもこの4方への広がりは可能性としてはモンゴル帝国とは無関係で十分に南方の起源地からの拡散の根拠としてありえます。