異世界エコノミスト~真・経世済民~
小説って難しいですね。アドバイス等是非是非お寄せください。オナシャッス
第一章 巨星 煌めき始めむ 1話
瞼を開くとそこは…森であった
おんぎゃー(マジかー)、おゃっぎゃっぎゃ(マジで赤ちゃんじゃん!そんでもって森か…移動は無理か…這うことぐらいしか出来ぬ上にそもそも、体力が足りぬ。これは、本気でハードモードだな。) ガサッガサッ ガサッガサッ
お?おぎゃ?おぎゃぁ~(ん?足音?肉食獣はやめてぇ~泣)
「赤子の鳴き声がする捨子やもしれぬ。誰ぞ見て参れ」と言ったこの男は現世でいう姓にあたるは涼 名を授 字を劉幽といい、近くの村落の長であり代官のような地位に付いている。40を少し過ぎた程の齢になるが未だ、子に恵まれていなかった。
「ハハッ」「真に捨て子ならばお拾いなされ」と言ったこの男は村民を纏めている実質の村長であり、姓にあたるは涼 名を草 字を雨という。
「うむ、そうしよう。これで、少しは我が妻も肩身を伸ばせよう。にしても、近頃飢饉などとは聞いておらぬし、捨て子とは…哀れなことよ」
「はい。哀れなことなれど、いささか奇妙ですな。もしや、授け子やも知れませぬぞ」
「ほう、授け子とは何ぞや」
「はい、授け子とは仙人様や神々より授かりし子であります。時に霊験確かなる者もあれば、聞いたことも無い知識や知恵を持つ者、一騎当千の豪傑である者もいるらししいですぞ」
「つまり、我が国の始祖や仙人様の候補みたいな人のことだな」
「はい、その通りでごさいます。」
「ともかく、大それた存在でなくとも真に喜ばしきことよ。子なぞ半ば諦めておったわ」
涼授と涼草はまだ知らなかった。この世界において最大最高の拾いものであったことを…