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プロローグ
父は幼い頃から何度も言った
「いいか、俺たちの一族は魔法が使えないんだ」
『でも、僕は使えるよね?』
魔法が使えない一族に産まれたのに
魔法が使える少年の
嘘をついて
魔法を使えないように魅せる
狼少年のお話
『ハァハァハァッ』
俺の名前はレイ・キセキ
氷と神の魔法を使える
もともとキセキ一族は氷と神使いを輩出していた一族だった。
しばらく魔法が使えない人間が産まれていたが
俺が産まれ
魔法が使えることが分かったら
いの態度が変わった
お前は素晴らしいなど、
言われても
何も心に響かない
神使いとして、
神を選ぶのだ。
みな。
ゼウスを選べば
お前に幸せがおとづれると
何度も俺に伝えてくる
だが、
俺が選んだ神は
【ロキ】