第5節 幸せな未来
退院から数日たったある日
君はあの神社に急いで向かっていた
実は退院後にあの子から電話があって
神社で会う約束をしていたのだ
神社に着くとほおを膨らませたあの子が立っていた
「遅れてごめん!」と駆け寄りながら君はあの子に謝った
あの子は少し不機嫌な雰囲気だったがしばらくして「もういいよ。許してあげる」といった
そのあとは夕方までたわいない話をした
話を終えて「今日は楽しかったね」とあの子が行って神社を後にしようとした
君はその時「ちょっと待って」とあの子を呼び止めた
君が次の言葉を話すまでの間、しばらくの間沈黙が流れた
君はその沈黙を破るように勇気を持って口を開いた「ごめん。話したい事があるんだ」
「実は…君の事が昔から好きでした」
そう告げるとあの子は少し驚いた様子で
「私もあなたの事、昔から好きだったの」と頰を赤らめて答えた
あれから数年…
告白して恋人同士になった
2人はすっかり社会人になっていた
君が会社を出るとメールが来ていた
「あの子からだ、なんだろう?」
メールには「久しぶりにあの神社で落ち合わないか?」とだけ書いてあった
君はそのメールを見て嬉しそうに神社へ向かった
神社に着くと、あの子は社で腰を下ろし、猫を撫でていた
君はあの子の横に座ると少しばかり昔話をして盛り上がった
いつものように別れる時
「実は渡したいものがあるんだ」
と言った君はポケットから
1つの指輪取り出した「結婚してください」
それにあの子が嬉しそうに「はい」と答えると、君は指輪をあの子の指にはめた
君とあの子は絆神社で結ばれ、誰でも切れない絆で結ばれ幸せになっていった




