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第5節 約束
そのあと2人はしばらくの間、昔みたいに仲良く話をした。
最後には「もう二度と裏切らない」と誓い合い、深い友情を結んだ。
その誓いは誰にも切ることができないほど、固い絆で結ばれていた。
その後も少し話し込んでいた。
するとそこにいじめっ子達がやってきた。
いじめっ子達は君とあの子を見るなり
「休日に2人揃っているって、やっぱり付き合ってたんじゃん」と馬鹿にした。
しかし2人は声を揃えて「勝手に言ってれば」と言い放つといじめっ子達を横目に神社を出て行った。
しばらくして君は親の転勤が早まり、すぐに別れ離れになった。
それでも2人は決してこの絆が、切れないと確信していた。
それはこの神社で沢山の話を、聞いていたからだろうと2人は思った。