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君とあの子と絆神社  作者: 紳羅 修羅
第4章 2人の絆
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第3節 あの子の気づき

あの子は「また来るよ」と言った通り数日後また神社に来ていた。「また来たよ。約束通り」

そういうと社に座った。

そして「あなたの言ったおまじない実際に使ってみたよ」というと少し嬉しそうにして「まー結局、挨拶しか出来てないんだけど」とうつむきながら笑顔を見せた。

「そうなんだ。会話は出来なかったけど、発展はあったしよかったじゃん」

とあの声は少し喜んだような口調で言った。

あの子はその声に「そうだね」と返した。

その時後ろの方から「また1人で話してんのか」と声がした。

振り向くとそこには、いじめっ子のリーダーが寝そべっていた。あの子はびっくりしたが

「それよりまた1人で話してる?それどういう事」と聞いてみた。

するといじめっ子のリーダーは

「ん?お前なんだあいつじゃねーのか」と言うと「この前ここでお前みたいに、独り言いってる奴いたから、てっきりそいつじゃねーのかって思ってな」と言った。

あの子はそれを聞いて少し頭を整理した。

そして、あの声が自分以外には聞こえてないことに気づいた。

するといきなりいじめっ子のリーダーは

「 そろそろ時間だし俺帰るわ」と言って神社を出て行った。

あの子はそれを見届けると「ねぇ声、あなたってもしかして心の声みたいなものなの」と問いかけた。あの声は無言のまま何も話さなかった。あの子は「あまり自分のことは話さないよね。まー私は気にしないけど」と呟くと神社を出ていくのだった。

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