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8 実験

(今日の朝食も美味かった…!それにしても…)


 昨日も思ったが、現代日本にある様な歯ブラシや歯磨き粉まであるとは…。

そして、今日は黒色のスラックスと白色のシャツを着ている。

何でご令嬢のタンスにそれがあるかって?…それは、ルルシアがお父様に嫌われない様にする為に『女性らしさ』を極力無くしていたからだ。

因みに、ネグリジェはお母様の物。

「ふふふ、では実験を…!っと、その前に」

 廊下に出てクルリと周りを見渡し、1人の侍従に耳打ちする。

「庭に出るね」

「はい、分かりました。イリアに伝えておきます」

 そこで『危ないから自分が付いて行く』とか『直ぐにイリアに声を掛けに行く』とか考えない辺り、此処は安全らしい。


(僕が単純に死んでも大丈夫な奴ってだけなのかもしれないが…)

 

「うん、お願い。じゃあ、行ってきます」

 軽い足取りで庭へと向かう。

「部屋の配置や玄関の位置が分かるのはルルシアとしての記憶のお陰かな?」


(迷う事なく進めるのはありがたい)


 玄関から出て歩いていると、騎士達の訓練所と言う名の更地があった。

「おぉ!ここは使えるな!」

 バッと右手を真正面に突き出す。


(よくゲームとかでやるのは…)


「ファイヤーボール!」

 周りには変化がない、しかし、僕の顔は凄く熱くなっていた。


(し、羞恥心が、暴発している!!?熱くて熱くて堪らないのだが…!)


 ただ単に恥ずかしいだけである。

「や、やっぱり、魔法の教科書が必要か…」

 ガックリと肩を落とす。


(筋トレタイムまで時間が余ってるし、別邸に凸ろう…)


次回、別邸へ…!


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