32 息子さん…?
午後に予定があるので、超早めに投稿します…
「グレイちゃんにぃ、可愛い下の子が出来たわよ♡」
駐屯所に、強引に入って来た母親?の第一声がコレとは…と言う顔をしているのは、グレイと呼ばれた僕より背が高い少年だ。
銀髪のショートスタイルに紺色の瞳。とても整ったイケメンって言う付録付き。
そして、普通の一般市民が着るようなシャツとズボンを纏っている。
(ジェイコブさんにちっとも似てないね…。攫ってきたとか…?いやいや、考えすぎか)
「コイツが例の怪物か」
ジロリと睨むような視線を向けてくる。
「ルルシアと申します」
深々と頭を下げる。
(怪物では無いけど、六芒星は悪いイメージと言う固定概念を覆すのは難しいだろうね)
「僕のような怪物を引き取って下さった、ヴァイデット公爵家様に仇なす様な真似は決して致しません」
これは事実。処刑されるのが通例なのに、僕が生きているのは引き取ってくれたヴァイデット公爵家がいたからだと思うから、恩を仇で返す様な真似はしたくない。
「「!!」」
何故か凄く驚かれた。
面白いと思ったら『☆&ブックマーク・感想』をよろしくね




