表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子のモブAに転生しました!〜僕は成人男性だけど百合が見たい〜  作者: 凜架 りすみ
第1章 子供時代

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/185

28 伝説級

【昔々、金色の六芒星を双眸に秘めた平民のリシアがおりました。

その頃の平民達は貴族を酷く恨んでいました。自分達は汗水垂らして働いているのに、貴族達は働きもせず、ただただ贅沢を尽くして、平民達を見下していたからです。

ですが、リシアは違いました。

『何故、我等は働かなければならないのか。何故、貴族等は我等を見下すのか』と周りに聞き回ったのです。貴族を恨まず、事実確認をしているその姿を目障りに思った人も居ました。

その中の1人の貴族はリシアの家族を誘拐し、散々痛めつけてから、首を縄で絞めて殺しました。

リシアは憤怒し、こう言いました『あいつらは人ならざるもの。決して許してはならない』。

その決意に反応した金色の六芒星は赤く染まり、リシアに莫大な魔力と強靭な魔法を与えたのです。

その力を駆使して、リシアは貴族を殺し回りました。

貴族達は泣き喚き、命乞いをし、せめて子供だけでも逃がそうと企む人もいましたが、その全てを殺し尽くしました。

貴族達全てを殺した後に『あぁ、これでは貴族共と同じではないか…』と狂った様に笑い、その莫大な魔力に呑まれて国ごと葬ったとさ】

 

(ってのは、有名な物語だね。それ以降、六芒星をその双眸に宿した者は処刑されるor(オワ)飼い殺し。いやぁ、まさかそれが…)


「自分の瞳に宿るとは…」

 目隠しをされ、足枷と手枷を着けられて、地下牢に転がされている。


(フランリーラも怖がってたし…悪い事しちゃったね)


 いきなりすぎて、怒りや悲しみも沸かない。

「どうしよっかなぁ」

 ハッキリ言おう。

これくらいの足枷や手枷、牢屋(モノ)なら、一発で壊せる。

無論、魔法でね。


(いや、止めとこ。周りから見たら、怖すぎるもんね)


「しかし…暇過ぎる」

 ゴロ〜ンと寝返りを打つ。


(あ、そう言えば、魔法も身体能力も、この瞳にある六芒星のせいだったんだね…。なんか、ガッカリと言うか…出来れば、転生チートが欲しかったって言うか…)


「はぁ…」

 憂鬱である。

面白いなぁと思ったら『☆&ブックマーク・感想』をよろしく!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ