21/185
21 対決前
お貴族様の息子(僕は娘だけどね)が着るような高貴な服を纏い、指定された別邸の応接間のソファに座る。
隣には、品がありつつも豪奢な飾りを併せ持つ赤いドレスを纏ったフランリーラが座る。
「アイリア…!」
遅れて入って来たお父様はフランリーラの事しか頭に無いらしい。
フランリーラの元へ直ぐ様、駆けつけていた。
「お父様」
右手で制する。
「こうしてお話の場を設けて頂き、誠にありがとうございます」
立ち上がり、カーテシーをフランリーラと共に披露する。
「さぁ、始めましょう」
顔を上げてニッコリと優しげに微笑む。
_フランリーラの運命を決める戦いを、ね?
面白かったら『☆&ブックマーク・感想』よろしくお願いします!!!
誤字脱字も教えてくれると有り難いです…!




