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7 目の下にはクマが出来てる。
_あの告白をした数日後
「困った時は呼べとは言ったが…」
ブツブツと呟きながら、ノートにペンを走らせ、時折片手で実験をしている僕を遠い目で見つめる。
「まさか、お前らに呼ばれるとは…」
グレイ兄さん(僕は気付いてない)の隣にはえぐえぐと泣きじゃくっているオーウェンと涙目のアリア君が居た。大方、2人が呼んだのであろう。何故って?
そりゃあ、あの後からずっと寝てないからね!
ちゃぁんと、授業は出てるから問題なし!
「ルルシア!一旦、寝ろ!」
大声にも気付かず、続行。
「グレイ様。諦めた方が良いです。私も声をかけたり、ルルシア様の耳元でフライパンを鳴らしてみたりしましたが、無理でした」
あれは煩かった。まぁ、防音魔術で防いだけどね。
話は変わるが、2人ともイリアの黒目の事は忘れたみたいだ(それかどうでも良くなったかも…)。良かった良かった。
なので、僕が寝てない事以外は通常通りだね。
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