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1 だって、ここに居るのは僕じゃないだろう?
ネトコンに応募させて頂きました!
「大事な話なら、俺は席を外そうか?」
何とも言えない空気感の中で一番最初に口を開いたのが、グレイ兄さんだった。
「いや、グレイ兄さんは居て欲しいな」
別に聞かなくても良い内容なのに、居て欲しいと願ったのは安心感が欲しかったからだ。
「それで、聞いて欲しい事ってなんだ?」
アリア君は耐えきれなくなったのか、早くしろと催促してきた。
(腹を括らなきゃ。イリアの黒目の事を忘れさせるには反動が酷い忘却魔術を使うか、よりインパクトを与える事を言うしかないんだから)
それに、これ以上誤魔化しきるのは無理だと思う。
…いや、違う。
僕が苦しいんだ。嘘をついている事が…2人を騙して一緒に居る事が心苦しくて仕方が無い。
「ぼ、僕は…」
この章で一度終わりにしようかと考えています…
明日はお休みさせて頂きます!最近、お休みばかりで申し訳ないですッ…!ごめんなさい!!




