オマケ1 オーウェンの言葉遣いについて
「オーウェン」
2人きりになったし、暇だったので話しかける。
「ん?なんスか?」
料理の雑誌から目を離してこちらを向いてくれる。
「なんで『ス』って付けてるの?」
何となく気になって。
ほら不良とかって、他の単語もカタカナになるとかあるけどさ、そう言うのは無いじゃん。
「父さんが使ってたんで、真似してるんス!」
なるほど。
「まぁでも、移ったってのが正しいかもしれないッスね!」
ニパァッと笑い、直様雑誌に目をやる。
「オーウェン。もしかして、僕の事嫌い?」
終わったか。じゃあ、続き見よって感じだったからね。もうちょっと構ってくれたって良いじゃん。
「好きッスよ。構ってちゃんの所はどうにかして欲しいッスけど」
凄いバッサリ言うね。傷付いちゃうよ。嘘だけど。
「んじゃ、しりとりでもする?」
「何が『んじゃ』なんスか…?」
呆れ顔だ。
「ん〜…リンゴ!」
「いきなり始まるッスね…えぇっと……ゴミ!」
ちゃんと答えてくれる所が優しいよね。
「ミジンコ!」
「コアラ!」
「ラッコ」
「こ…こ…子ゴリラ!」
「また『ら』!?んーと…」
_アリア君が帰って来るまで、しりとりを続けていたとさ
次は正午です!
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