18 猫…と言うより愛玩動物好き
明日は、イリアの誕生日!
ブックマーク数100を祝して、少し長めにします!
「………ど…」
幼い男の子の声がする。
(ドラ…?また…来ちゃったの…?)
『宰相』に怒られちゃうよ。それとも、僕が心配だからって理由で許して貰えたのかな?
そうだったら、嬉しいなぁ…。
「……アどの」
いや。それよりも、お腹に誰か乗ってない?重いんだけど…。
「リシアどの!」
バチッと弾かれる様に目を覚ます。
上体を軽く起き上がらせたら、お腹の上に乗った毛が蒼く瞳が灰色の猫と目が合った。
「え?誰…?」
僕の言葉に蒼い猫は胸を張った。
「われはアビス」
(猫が喋ってる…!)
色々置いておいて、ちょっと感動に浸る。だってさ、猫と喋るなんて…猫好きの夢じゃん。
「まずは、お水をひとくち飲まれては?」
2本足でしっかりと立ち、器用に水入りのコップを持ってきた。
「『ほけんしつのせんせい』どのが、起きたら水を飲ませないと『だっすい』?になると言っていた」
可愛い。
「ありがとうね」
受け取って、一口飲む。
さて、ホッとしたところで…
「失礼な事を聞いていいかな…?」
おずおずと控えめに聞く。
「かまわない」
ドンと来いと胸を叩いた。
「えっと…君は男の子なのかな?それとも女の子?」
ふりとかではなく本当に失礼な質問をした。
いつも読んでくれている方に感謝です!
ブックマークしてくれている方には大大大感謝ですッ!!




