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女子のモブAに転生しました!〜僕は成人男性だけど百合が見たい〜  作者: 凜架 りすみ
ホワイトナチ学園—守護霊獣編

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5 恐れ多いと言われたけど押したら何とかなった

「って事があったんだよ。

それでラーメンの麺が余っちゃったから、ピリ辛ラーメンを作ったって訳」

「なるほど…」

 僕は、いつも通りの時間に起床し、皆がなかなか起きなくて少し時間が余ったからラーメンを作ったとイリアに説明した。

「ラーメンとやらは1種類じゃないんだな」

「そんなの当たり前ッスよ!」

 朝から元気だね。2人共。



「そう言えば、何故、あの侍女も一緒に朝食を食べるんだ?」

 朝ご飯を食べ終わり、学園に行く支度をしている最中に珍しく口を開いた。

「本当に今更の質問だね」

「少し前から気になっていたんだ」 

 腕を組み、答えてくれるまで待つつもりだと言わんばかりの表情だ。

「いや、別邸とかで食べる時にさ、1人だと寂しくて。誘ったら、一緒に食べるのが習慣になった感じかな」  

 あの木の小屋に2人きりだったし。外面とか気にしないよ〜って言ったら一緒に食べてくれたんだよね。

「それだけ?もっと他にないのか?」

「無いね」

 キッパリはっきり答える。

「…俺はアイツがタイプなのかと…」

「なんか言った?」

 

(タイプか…うぅん…もう少し、大人っぽい子の方が好みかなぁ)


 バッチリ聞こえていたが、すっ惚けた。

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