5 恐れ多いと言われたけど押したら何とかなった
「って事があったんだよ。
それでラーメンの麺が余っちゃったから、ピリ辛ラーメンを作ったって訳」
「なるほど…」
僕は、いつも通りの時間に起床し、皆がなかなか起きなくて少し時間が余ったからラーメンを作ったとイリアに説明した。
「ラーメンとやらは1種類じゃないんだな」
「そんなの当たり前ッスよ!」
朝から元気だね。2人共。
✼
「そう言えば、何故、あの侍女も一緒に朝食を食べるんだ?」
朝ご飯を食べ終わり、学園に行く支度をしている最中に珍しく口を開いた。
「本当に今更の質問だね」
「少し前から気になっていたんだ」
腕を組み、答えてくれるまで待つつもりだと言わんばかりの表情だ。
「いや、別邸とかで食べる時にさ、1人だと寂しくて。誘ったら、一緒に食べるのが習慣になった感じかな」
あの木の小屋に2人きりだったし。外面とか気にしないよ〜って言ったら一緒に食べてくれたんだよね。
「それだけ?もっと他にないのか?」
「無いね」
キッパリはっきり答える。
「…俺はアイツがタイプなのかと…」
「なんか言った?」
(タイプか…うぅん…もう少し、大人っぽい子の方が好みかなぁ)
バッチリ聞こえていたが、すっ惚けた。
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