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2 全員起床(真夜中に)
「お、大きな声を出さないでくれよ…!」
先程、驚き過ぎてどデカい悲鳴を上げた僕が言うのもなんだけどね。
「ところで、何してるんスか?
そんな暗がりで」
声の音量を落として、ひっそりと質問してきた。
(暗がり、か。慣れちゃって、あんまり感じなかったなぁ…)
『宰相』とガチバトルする時は、いつも夜だったし。
朝は『宰相』と特訓、夜は魔法や魔術の実験とかをするとかもザラだったし。
その時は電気付けてたっけな…?
(何故か目は悪くならないんだよね。ラッキーで済ましてるけど)
「解体しみようかな…?」
最悪、魔術で治癒出来るし。
うん、そうしよう。
「何か良からぬ事を企んでいますよね!?」
僕の顔を見て直ぐに悟られたらしい。
そんな事より…
「ちょっ!声が大きいって!」
音量を最低限に落として、注意するが…
「五月蝿い」
寝起きで最悪な顔色のアリア君が起きてしまった。
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