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33 素の笑顔
「だから、『友達』とかではなくても良いから、信用して下さいませんか?」
(僕も実を言うと怖いしね…。
六芒星の事がバレた時に、オーウェンやアリア君にフランリーラと同じ反応をされたら…)
多分、立ち直れないだろう。
自分の思っている事が矛盾しているのは分かる。いい意味で期待はしていない。していないけれど、それでも希望と言う触れられない光に縋ってしまう。
「フッ。お前は変わっているな」
ギュッと手を握られた。
「ほら、握手してやりましたよ」
ほんの一瞬だけヴィフィーラ殿下の素の笑顔が見れた気がした。
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