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30 巨人族のお友達にしては足が変だけどね…!
「あ!ドラさんが来てたんですね!」
最早現実逃避の為に放った言葉は余計に場を掻き乱した。
「「ドラさん…?」」
スッと大きな足型に凹んだ床を皆が見る。
(ヤベッ!消してなかった!でも、今消すと不審がられるよね…!)
「え?知り合いッスか?」
次に見るのは僕。
「えぇえ…?どうだったかな…」
スッと視線をずらす。
「ドラさんとは誰だ?
正直に答えろ」
続けられた質問に汗がたらりたらりと垂れていくのが分かる。
(ヤバいヤバいヤバい!どうやってこの場を切り抜けよう!?)
不審に思われているのは明らかだし、逃がしてくれそうもない。
「き、巨人族のお友達でさ!
人間のルールとか分かってなくて、会いに来ちゃったみたいなんだよね!」
1番納得出来る様な言い訳だ。
これで丸め込めなかったら、諦めよう…。
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