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10 嘘泣きしようと思ってました
「えぇ!?自己紹介しちゃったんですか!?」
夕飯を食べ終わり、アリア君は風呂に入っているから少し口が軽くなってしまった。
(面倒臭い事になるから『あの子の名前はアリア・ブルーアワって言うんだって』くらいで済まそうとしたのに…)
ついうっかり口を滑らしてしまった。これこそ、やらかし☆だ。
「私もやりたかったです…」
「あ、後で!後でもう1回やろ!?」
「はい!やりたいです!」
イリアが泣き出す寸前で、天才的なアイディアが浮かんだ。良かったよ…!
蛇足だが、オーウェンは明日の登校の準備をしていた。僕も後でやんなきゃね。
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