第七章<再開、そして謎の女の子>
朝長は昨日の事件で会った飴露海李が気になる様子。
そして部室に謎の...
昨日の部活はいろいろあったな...
月島さんといきなり始まった部活動、思い返せばタピオカのときの月島さん可愛かったな...
そして最後に会ったあいつ...
「飴露海李か...」
昨日のことをいろいろと考えながら、朝長は教室に入った。
入ったとき、教室が少しザワついていた。
ん?なんだ?
ザワついていた理由がすぐにわかった。
昨日出会った飴露海李がそこにいた。
まぁ、いきなり知らない奴がいたらザワつくか。
「おはよう、朝長くん」
そんなとき、後ろから月島さんが話しかけてきた。
「おはよう、月島さん。飴露海李来てるよ」
「えぇ、そうね、昨日の件は先生に報告してあるわ。昼休みに食事を取った後、職員室に来るように言われているからそのつもりで」
「あぁ、わかったよ」
そんな会話をしているとき、飴露海李がこちらに近づいて来た。
「よぉ、月島?とお前は•••」
「陸陽朝長だ」
「あーそうそう、朝長朝長」
「•••」
「おいおい、あまり警戒すんなよ。別にあいつらみたいにやり合う気はねぇーよ」
そうか...
少し警戒心は解いたが油断できない。
「で、昨日のことは先生に報告でもしたのか?」
「えぇ、したわ」
「そうか•••その確認がしたかっただけど」
どういうことだ?
「朝長くん、先生が来たわ。席にいきましょう」
「あ、うん」
なにあるのか?
そんな疑問もあったが、大人しく席についた。
そのとき、前にいた清明がこちらを振り返ってきた。
「な、なぁ朝長•••月島さんとはどこまで進んだ?」
「なんもないって」
「本当か?」
「本当だって!」
「そ、そうか。悪い、俺の勘違いだったんだな」
「わかってくれてよかったよ•••」
すぐ人を信用するやつだな...
そして清明は、相変わらず眩しい笑顔を醸し出しながら、休み時間一緒に話をしていた。
何事もなくお昼休みになった。
飴露海李は特に変わった様子がなく、むしろ真面目に授業を受けているのが意外だった。
昨日のあの行動からかけ離れた雰囲気があった。
「やっっっっと昼休みだー」
「はぁ、やっぱり授業は疲れるよ」
「なぁなぁ朝長、今日も食堂行くか?」
「そうだね、行こうか」
「おっしゃ」
清明と食堂に行こうとしたその時、月島さんが近づいてきた。
「私も一緒にいいかしら」
清明は動揺した。
「え?月島さんも一緒に来るの?」
「えぇ、二人が良ければだけど」
「もちろん!なぁ⁈」
「う、うん」
月島さんから視線を感じた。
そうか職員室に呼ばれてるんだっけ。
というかあいつは、どこ行った?
飴露海李の姿が既に消えていた。
まぁ大丈夫か、流石に学校で変なことはしないだろう。
そして三人は、食堂へ向かった。
三人とも注文を済ませて、席についていた。
今日は、自分がカレーで月島さんがオムライス、そして清明は...
「美味そうだなぁ」
カツ丼、しかも大盛りでトンカツが溢れていた。
流石の月島さんもドン引きしていた。
「清明くん•••少し盛りすぎじゃない?」
「あぁ、たしかに盛りすぎだ」
「そうか?昨日のやつじゃ足りなかったからな、大きめにしたぜ」
「さすが暴食•••」
そして食事をしながら三人で雑談をし、食べ終わったところで月島さんが言った。
「朝長くん、そろそろ行きましょうか」
「あぁ、そうだな」
清明は、不思議そうにこちらを見つめていた。
「なんだ?どっか行くのか?」
「あぁ、ちょっと職員室にね」
「お、お前なんかしたのか⁈」
「なんもしてないよ、ただの目撃者だ」
「目撃者?」
「また後で話すよ」
そう言って、清明を置いて職員室に向かった。
月島さんは、職員室の扉をノックしてから開けた。
「失礼します、一年二組の月島涼夜です」
「同じく、陸陽朝長です」
「おぉ、二人ともこっちこっち」
あの人は...たしか教頭か。
「いやー悪いね、大切な昼休みの時間を取ってしまって」
「いえ、構いませんよ教頭先生」
さすが月島さん、慣れてるなぁ。
「それで昨日のことなんだが、状況をもう一度聞きたい」
「はい」
そして月島さんは、昨日の出来事を細かく教頭に報告した。
「なるほど•••朝長くん。君は襲ってきた男を返り討ちにしたそうだが、何か習っていたのかい?」
「いえ、大したことではありません。幼い頃に祖父から護身術を教わっただけです」
「おぉそうかそうか、君の祖父に感謝しなくてはな」
「はい、護身術が役に立ってよかったです」
他にもいろいろと質問された、相手はどこの学校のものか、他に人はいなかったかなどを聞かれ昼休みの予鈴がなった。
「もうこんな時間か、すまないね」
「いえ、お役に立てれるなら私達は構いません」
「そう言ってくれると助かるよ、今日のところは教室に戻って構わないよ」
「わかりました、失礼します」
そして職員室を出て教室に向かった。
「月島さん、彼はどうなると思う?」
「そうね、もし本当に正当防衛だとしてもあそこまでやっていてわね•••」
「そうか•••」
「ところで朝長くん、今日部活に来れる?」
「あぁ、行けるよ」
「わかったわ」
なぜか上機嫌になった月島さんを見て、自分もなんだか嬉しくなった。
二人は教室に戻り、次の時間の準備をした。
今日の分の授業も終わり、部活へ向かおうとしていた。
休み時間に清明からまた疑われていたが、昨日の出来事を説明し、納得させたが、月島さんとの部活の話になったためスルーした。
「それじゃあ行きましょうか」
「うん」
二人は帰宅警備部の部室に向かった。
そして、部室についたところで月島さんがあることを言った。
「そういえばこの部室、あまり物がなかったわね」
「たしかに、もう少しいろいろと欲しいね」
「それじゃあ朝長くん!君は他の部室を見て周って、何が置いてあるか見てきなさい!」
「え、なんで僕が•••そういう月島さんはなにをするの?」
「この部室にどれくらいの大きさの物が入りそうか測るわ」
そう言って、ノリノリでメジャーを片手に持っていた。
「わかったよ•••」
「行ってらっしゃい!」
そう言われ、荷物を置いてから、他の部室を見て周りに行った。
はぁ...ついでに飲み物を買って行くか...
「あ、やべ財布を部室に置いてきた」
部室に戻って扉を開けると...
「え?」
そこには、綺麗な金髪でポニーテールをした女の子がいた。
そして驚いたことに、彼女の顔は月島さんと瓜二つだった。
前回の次回予告とは変わってしまいました申し訳ない。
次回は金髪の女の子について、そして飴露が...