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第三章<自己紹介>

自己紹介がついに始まってしまいました、朝長は緊張している様子。

そして、ついに涼夜が朝長に話しかけます。

まずい、始まってしまった•••


入学早々、朝長にとって血反吐を吐くほど大変な状況下に置かれたいた。

そう、自己紹介という自分とは無縁のこの状況をどう切り抜けるかを模索していた。

中学時代、はりきって自己紹介をしたものの、失敗してしまい...そして...


くっそ、中学時代のトラウマがやはりきたか...

第一印象を害したら、この高校生活がどうなるかわからん...

これは慎重に考えなくては...


そんなことを考えている間、着々と自己紹介が終わっていく。

みな自己紹介には、名前、趣味やこれから部活をどうしたいかなどを話している。

朝長はこれと言った趣味も、入りたい部活などない。甘い物が好きなぐらいだ。そして部活は帰宅部になると思っている。


どうすればいい、名前だけ言って終わったら、印象が悪くなってしまう。

だからといって適当なことを言ってしまったら、後々面倒なことになってしまう可能性が...


そんな中、月島さんの自己紹介の番が来た。


「はい次、月島涼夜」

「はい」


もちろん、月島さんのことをクラス全員が見ている。


流石に月島さんの自己紹介は聞いておこう、清明以外の男子との会話で月島さんの話題が出るかもしれない。

それにしても、隣の席だからわかるがいい匂いがするな月島さん。


ほのかに香る甘い匂いが月島さんからしていた。


「皆さんご存知だと思いますが、月島涼夜です。私のことは月島と涼夜、どちらの呼び方でも構いません。このクラスの全員と仲良くしていきたいと思っています。趣味は...そうですね、スイーツ作りなどをしています。部活はまだ決めていません。これから一年よろしくお願いします」


月島さんも甘いもの好きなのか。


月島さんが自己紹介が終えると、拍手が絶えなかった。

そして、月島さんが何故かこちらをチラ見していたように見えた。


やっぱりなんか付いてんのかな...


そして、ついに自己紹介も清明と自分以外終わった状況まできた。


やばい、何も考えていない。


「はい次、中原清明」

「よし、俺の番だな。」


こいつ意気揚々と立ち上がるな。


「俺の名前は中原清明!普通に気軽に清明って呼んでくれ!趣味はそうだな...体を動かすことかな、あとよく音楽を聴いている!部活はまだ決めていないが、楽しめるところに入ろうと思っている!」


相変わらず笑顔が眩しい。


清明はいいなぁ、そんな気軽にハキハキと喋れて...

次は僕の番だな...


「はい次、陸陽朝長」

「はい」


しょうがない、清明の自己紹介をパクるか。


内心かなり緊張して、心臓の鼓動がわかる。


「陸陽朝長です。趣味は少し音楽を嗜む程度で、甘い物が好きです。部活はまだ決めていません」


淡々と喋ったが大丈夫...か?


そう思うと、他の生徒と同じぐらいの拍手がきた。


「よーし、これで全員の自己紹介が終わったな。明日の予定を伝える」


よかった、自己紹介は何とかなった...


少しホッとした朝長であった。

朝長が安心しきった隣で、こっそり見つめている女性が一人。


よかったね涼夜!話せる話題早速見つけたじゃない!

でも、私から話しかたら迷惑だと思うのだけど...

なに言ってるの!こういうのは自分から話しかけるものなのよ?

そもそも、何で私が話しかけないといけないのよ!

それはほら、一目惚れしてしまったから?

してません‼︎

私はしてるよー

あっそ!


朝長についての会話が、涼夜の中で行われているなど朝長は知る由もなかった。







先生からの連絡などが終わり、帰る時間となった。

帰りの支度をしていると、前にいる清明が振り返ってきた。


「なぁなぁ、お前って家遠い?」

「うん、そこそこあるね」

「そうかぁ、今日暇?」

「まぁ、暇だね」


いつも暇してるけど。


「ならコンビニよってかね?今日出た新作アイス食いたいんだよねー」

「うん、わかったよ」


本当に清明は馴れ馴れしい、けれど悪いやつではないからいいか。


そんな会話をしている中、まだ涼夜は朝長を見ていた。


よし、帰りだよ涼夜!一緒に帰ろうって声掛けなさい!

まだそんな親しくもないのに、そんなこと言えるわけないじゃない!

そんなこと関係ない!ぶつかって砕けろー

当たって砕けろじゃなくて?!


「よし、行くか朝長」

「うん、行こうか」


ほらほら、行っちゃうよ?いいのー?ねぇねぇいいのー?

わ、わかったわ!


涼夜は、急いで朝長に駆け寄った。


「朝長くん」


え?なんだろう、もしかして僕月島さんになにかした?

月島さんが僕なんかに用事があるとは思えないし•••


「な、何かな月島さん」

「私今、クラス全員のレインを聞いてグループを作ろうと思っているのだけど、レインのアカウント持ってる?」

「あ、うん持ってるよ」


なんだそんなことか、よかった。

でもちょっと嬉しいな。


レインとは、電話やチャットができる便利アプリで皆が使っている。だが、朝長はレインは入れてあるが、電話やチャットをする友達がいないのだ。


「あ、清明くんもお願い」

「おっけー、ほらどうぞ」

「はい、僕も」


そう言い、スマホをかざして友達登録をした。


「それじゃあ二人とも、また明日」

「おう」

「うん、また明日」


そう言い、涼夜は他の子に駆け寄って、レインを聞いて回った。


ふふ、これなら問題ないわ。

まさかそんな手があったなんてね、なかなかやるじゃない。

でしょ?

まさか真っ先にレインで友達になろうなんて、涼夜って大胆な行動するのね。

違うわよ!これはグループを作るため!決してこういう口実で、レインを聞いたわけじゃないんだから!

あーはいはい、そういうことにしておくよ。


そして、涼夜はルンルン気分でクラス全員のレインを聞いて回ったのだった。



次回は、部活勧誘編です。

投稿ペースなるべくあげたいです。

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