準備完了!
ここは、関東のとある神社の地下。この神社は全国の氷川神社の中心とも言われていたが、現在は土御門家所属の神社となっている。地下は、大規模な研究所となっていて現在実験の最終準備が進められていた。
主任A 「計画は最終段階に入っている!総員気合を入れていくぞ!」
総員 「ハイ!」
研究員B 「主任、最終実験準備完了しました!」
主任A 「カウント開始!」
研究員B 「5、4、3、2、1………」
あたりが白く染まる…そこにはただ地下のシェルターがあるばかりで、人の気配はなく、忘れられたかのようにポツンと空中のファスナーを開けたかのような次元の狭間のようなものが存在していた………
西暦2026年、すべての準備が整った。この世界の覇者の一角となる王の選定が始まる。
この世界には、魔法がある。しかし全員は使えない。ゆえに魔法使いは国の軍人になっていることがほとんどだ。しかし、土御門の一族は強力な魔法使いの一門であるのに、国家の組織に属さないことで有名だった。それは、土御門一門自体が国家機関と同様くらいの規模で研究を行っているためである。それに加えて、当主の影響が世界の一角ともいわれるほど強力であるため政府としても表立ってケンカを売ることができないのだ。陰陽道もまた魔法の一種であり、土御門家は陰陽道の総本山である。
土御門当主は代々受け継いでいる特殊な魔法がある。それは「Another World」と呼ばれる術者のイメージを反映して世界を創造し、相手を条件付きでそこに閉じ込める精神系魔法だ。作られる世界がゲームのようだが、そこでゲームオーバーになると現実の体も生命活動が停止するため、「デスゲーム」とも言われている。
不定期に出します。学生なので申し訳ありませんが、テスト期間などはできません。月一では書こうと思っています。