法案前倒し理論
検事長の定年延長も法案が延期されたが、適用した。新型インフル特措法の改正案も前倒しで一斉休校した。
この総理は、法案を出せば即使用できると思っているのではないだろうか。出せば与党の数で押し切れる。そんなおごりが、暴走しているようにみえる。
ここまで、常識を踏まえない人間が権力を持っているというのはどういう世の中なのだろうか。後世のことなど考えていないのでないかと疑いたくなる。
何を聞かれても、同じ答えを読んでいるだけ。そのくせ、手柄だけは欲しい。内容もなく特措法改正に協力してくれって随分と虫のいい話だ。結局、公明党が止めたようだが。しかも2年間は長い。時間が無いなら、今回一回限りにしてから後で検討しなおせばいい。それをあわただしく決めて長期にまで適用しようとは、火事場泥棒みたいなやり方だ。
いままでも『案』の閣議決定だって、実質決まったかのような扱いだ。行政の仕組みを理解していない人間を総理にできてしまう制度が悪いのかもしれない。このままでは入試改革よりも、政治家や大臣に資格試験が必要になりはしないだろうか。




