Li.1-4 そんなのを
色々調べてみても、好きな食べ物については
何も書かれていなかったし・・・
と言うか、書かれていない方が良いかも?
間違って、好きな食べ物の欄に
人間の生気とか書かれていても困るしっ(泣)
「あっ・・・」
「お待たせ~」
いつの間にか、夕ご飯が出来上がったらしく
菜子が居間のテーブルに料理を運んできました。
「ハンバーグ?」
「そう♪ 子供が大好きなハンバーグ!」
子供が大好きな?
もしかして、座敷童子に合わせてハンバーグを?
と想ったのですが、この子に逢ったのは買い物の帰り道。
と言う事は、最初から菜子は自分が大好きな
ハンバーグを作る予定だったことなのでは・・・(汗)
座敷童子のせいにしてるけど♪
「でも、この子ご飯って食べるのかな?」
「どうかな・・・(汗)」
一応、食べやすい様に小さなおにぎりを3つと
箸とフォークとスプーンを準備してみたけど・・・
「食べて良いんだよ?」
「そうそう、美味しいよ?」
とりあえず、ハンバーグを菜子が食べ始め
気を使ったのか私の分も用意してくれた様なので
同じく食べ始めてみたのですが
やっぱり、座敷童子は人間のご飯は食べないみたいです。
「やっぱり食べないのかな?」
「カレーの方が良かったかな?」
「そ、そういう問題かな?」
「えっ? カツカレーの方が良い?」
「・・・・・・(疲)」
「?????」
結局、私達が食べている間も座敷童子は見て居るだけで
最後までハンバーグにも手を付けることはなく
夕食を終え食器を片付ける事に。
「ねぇ」
「なに?」
テーブルには綺麗に手付かずのまま残っている
座敷童子の夕食・・・
「この子の分、そのままテーブルに置いておく?」
「あっ、そうだね! 夜に食べてくれるかも♪」
お供え物と言うにはちょっと変ですが
いつでも食べられる様に片付けず
そのままテーブルへ残しておくことにしました。
「さて・・・」
「うに・・・」
「何して遊ぼう?」
「う~ん」
子供なのだから、やっぱり遊びたいですよね?
でも、女の子だから・・・
「カルタは・・・ 無いよね?」
「トランプならあるけど・・・」
「大きな用紙とかは?」
「A4の用紙か、広告とかカレンダーの裏紙くらいなら」
「あと、絵本とかは?」
「猫漫画しかない・・・」
今度は、居間から広い畳の部屋へ移動し
自由に遊べる様、座布団と家中から掻き集めた
遊べそうなモノを色々と持ち込み
座敷童子の前に置いてみるけれど
何故か手にとって遊ぼうとはしません・・・
「遊び方が分からないのかな?」
「絵なら昔から遊び方は変わらないよね?」
菜子が、ペンのキャップを取り
A4用紙へ何かを描き始めました。
「ねぇ? それ何?」
「何って、うさぎだよ?」
「うさぎ!?」
「えっ?」
「えっ?」
「・・・・・・」
初めて知りました。
菜子が、こんなにも絵心が無いなんて・・・
「岩かと想った・・・」
「ふがっ!(泣)」
「あははー(笑)」
「酷いっ!(涙)」
それから、突如なにを描いたかゲームが始まり
お互い描いては絵の答えを言い合ったり
トランプゲームを始めたり猫漫画を読んだり
久しぶりにお部屋遊びを満喫しました♪
「って・・・(汗)」
「なんか、私達だけ騒いじゃったね?」
私と菜子の間に居る座敷童子は
結局、一緒に遊ぶことはなく
ずっと座ったまま大人しくしていただけですが
気が付けばいつの間にか・・・
「あっ! もう日付変わってるっ!」
「ホントだ・・・ 私、お布団とか準備するね」
菜子が、座敷童子と二人っきりは怖いというので
今夜は一緒に泊まることになったのですけども
「流石に、菜子の部屋に3人は狭いね?」
「ギュウギュウだね(汗)」
「修学旅行みたい?」
「そうかもねっ♪」
「えっと・・・ 誰が何処で寝れば???」
「私がこの子と布団で寝るからベッドで寝て良いよ♪」
「う、うん・・・」
「気にしないで、急に無理言ったのは私だし♪」
まさか、あの電話から・・・
座敷童子と夕ご飯食べて
(座敷童子はご飯食べなかったけど)
座敷童子と色々遊んで
(座敷童子は見て居ただけだけど)
座敷童子と一緒の部屋で寝るなんて
(座敷童子は寝るのかな?)
急遽、菜子の部屋に布団を準備して
みんなで眠れる様にしましたが
夜も遅いので、そのまま布団へ入り
明日の事とかを少し話して眠る事に。
「おやすみ」
「おやすみ~」
そう言えば、菜子が廊下とお手洗いと
キッチンの小さな照明は付けたままにしておくと
言って居たけど・・・
「気遣いなのか恐がりなのか? 両方かな?」




