Li.1-2 毎回毎回
菜子の元へ向かう途中
私の頭の中は座敷童子のことでいっぱい・・・
と言うか、これからのことでいっぱい(泣)
結局、あれこれ考えても答えが出ないまま
菜子が待っている場所に到着です。
「菜子っ!」
「いつもごめんね(泣)」
「それで? この子が座敷童子?」
「うん・・・(汗)」
菜子が特異体質で幽霊や妖怪が見えるだけなら
まだマシなのに・・・
しっかりと、私にも座敷童子(仮)の姿が見えております。
「それで? 今回はどうするの?」
「あうぅ・・・(困)」
「前回と違って動物園には連絡出来ないよ?」
「今回は、ゲゲゲの・・・」
「ちょっ! 菜子っ! それはアニメだからっ!(汗)」
「うにゃ~(困)」
急に何を言い出すかと想えば
サンタクロースに手紙を出す感覚で
連絡を取ろうとでも想って居るのでしょうか?
「とりあえず、この座敷童子(仮)はどうしてココに?」
「えっと・・・ 夕ご飯の買い物帰りで普通に歩いていたら」
「うんうん」
「なんか、電柱と壁の間にぼんやり灯りが見えて」
「灯り?」
「近付いて見てみたら、この子がしゃがんでいたの」
「へぇ~ そうなんだ・・・」
「あれ? なんか反応が薄いね?」
「何て言うか、予想通り・・・」
「それで・・・ 拾っちゃった(困)」
「まぁ、そこも予想通り・・・」
「ふみゃう(汗)」
兎に角、菜子はどうしてなのか変なのを拾ってしまう。
と言うか、引き寄せる体質なのかもしれない・・・
「どうしようか?」
「うみゅ~」
本当にどうしましょう(汗)
拾ったのが座敷童子(仮)って・・・
「・・・・・・」
「私、お家に連れて行ってみるよ」
「えっ? 本当に!?」
「畳の部屋も沢山あるし」
確かに、菜子のお家は普通とは違って
瓦の乗った白塗りの壁で囲まれた敷地内に
母屋と蔵と小屋が建っている瓦屋根の日本家屋だけど・・・
「本当に? 妖怪だよ!?」
「でも、拾っちゃったし」
「大丈夫なの???」
「多分、平気だよ♪」
菜子が言う根拠の無い平気は
何故か分からないけど
不思議と納得してしまう。
確か子鹿の時も、菜子が保護している間は
暴れることは一切無く、動物園の人が森へ帰すまで
ちゃんと大人しくしていたらしいし。
「この子、他の人にも見えるのかな?」
「どうかな???(汗)」
他の人から見えていないのなら
不自然に隠そうとして歩くことは必要無いし
もし、周りからも見えているのなら
堂々と手でも繋いで歩いた方が怪しまれない?
まさか、座敷童子と歩いてるとは誰も本気で
想わないだろうから。
「それでも・・・」
「まぁ、もう陽も暮れているし♪」
菜子からの連絡を貰った時点で外は真っ暗。
別に座敷童子(仮)が見えても見えなくても
この暗さでは気にすることも無いと言う事で
結局、普通に人目を気にせず手を繋いで
菜子のお家へ座敷童子を連れて行くことに。
「座敷童子を連れ歩くって・・・ 何っ!?」




