『過酷な現実。』100パーセントを目指せ!
この世界では、『100%の数字 』を日々目指して生活する毎日。
頭の上に、『レーダーチャート』が出てくる。
基準は、『知識 教養 知性 柔軟 メンタル』 になっている。
常に、誰かと比べられながら? 成長していかなければいけない為、
幼い頃から、そうやって育ってきた子供たちは? 常に勝ち負けの
中で戦っていかなければならない。全ては! 基準に当てはまって
いるか? 親も先生も、必死に子供たちに叩き込んでいく。
朝から晩まで、勉強して、習い事をさせて、失敗してもオドオド
せずに対応出来て、どんな事にも耐えられるメンタル面を強化する事
を日々させられる。
全く本人の意思とは関係なく.......。
「恋愛」をしようものなら...? 見つかり次第、間違いなく別れさ
せられエリートから外れないように親の手や先生の目が厳しい。
例え? 汚い手段を使ってでも、親は子供を 「エリート」から
外れないために、どんな事があっても守るのだ!
『エリート』の子供を持つ事が出来れば、将来も安泰で、親孝行も
出来る。お金に困らない生活を保障されるからだ!
当然の事だが、「落ちこぼれ」も存在している。優れた人間たちは、
将来の保障もされ、エレベーター式に 『エリートコース』を歩む事
になる。
「落ちこぼれと呼ばれる者たち」はヒドイ扱いだ。賃金の安い仕事な
のに重労働の仕事で、時間も無制限と厳しい環境になる。体も心も
ボロボロになりだから、一生を終えるものが多い。
頭を使わない代わりに、力仕事の仕事が回ってくる。
1日の勤務時間は15時間以上だ! 毎日毎日、休むことなく
開けても暮れても、仕事で体調が悪くなって休む事も許されない。
こんな環境の為、『恋や結婚』も厳しい。共働きをしても......?
給料が安い為、結婚して子供が出来ても養っていけないのが現状である。
自分だけ生きていくのでやっとの生活だからだ!
全ては、【数字】 その為だけに生きているようなモノだ!
「僕たち私たちは、なんなんだろう?」
「何の為に生きているのか?」
「人間性は、どうなるんだ!」
「数字だけで、測れないモノだってあるんだ!」
「落ちこぼれは、這い上がる事も許されないのか?」
「これでも、生きてるんだぞ~」
「人権は、どうなるんだ!」
「なんで...こんな世の中になったんだ。」
「人扱いしろ~」
「みんな平等の世界に何でならないんだ~!」
そんな事を強く思いながら生活をしている。変えられない環境、
残酷な現実、辛い現状、 「生きるってなんなんだろう?」
何のために生きるのか? 全ての希望は、夢は、何処にも見えない。
真っ暗なトンネルの中にいるような感じで、先が全く見えない。
何時も、視界がぼやけている。誰か救いの手を差し伸べてほしい。
もちろん、そんなものはないのだけど......。
最後までお読みいただきありがとうございました。