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美少女転機  作者: くふとら
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~ハーフ美少女はお隣さん?!~

俺は隣を歩く美少女を見て、ふと彼女と会った時を思い出した。俺の家は父が単身赴任、母も全国各地を駆け巡る仕事の為、両親共にたまにしか帰ってこれない。そんな家庭の高校2年生の俺-青崎(あおさき) 大志(たいし)はそれでも充実した日々を送っていた。昔から家の手伝いはよくする方で家事は得意な上好きだ。そんな生活を送っていた俺に転機が訪れたのは新学期が始まってしばらくした9月末。その日はいつも通り朝5時に起きた。暑いから窓は開けているが電気は点けていない。それなのに妙に部屋が明るい。朝日も上り始めたばかりでまだ薄暗いはず。となると…

俺「(お隣さんか…)」

俺の家と隣の家は元々モデルハウスだったからか造りや見た目がよく似ている。子供の頃はたまに入り間違えたりもしたものだ。だが先日まで空き家だったはず…どうやら新しい住人が来たらしい。俺の部屋にはベランダがあり、その高さは隣の家の窓の高さと位置がほぼ同じの為、お互いの部屋の中を覗くことが出来る。こんな朝早くから誰が何をしているのだろうか?気になった俺は覗いた…いや、覗いてしまった。部屋はしばらく俺の見ていた地味な壁紙は貼っていなく、可愛いうさぎの壁紙に変わっている。家具も一通り置かれているがところどころにダンボールが置かれている為まだ引越しの片付けが終わっていないのだろう。そんな見た目がガラッと変わった部屋の真ん中で少女が…脱いでいた。白を基調とした上下お揃いの下着姿だったのだ。

俺「(んなっ?!)」

…どうするべきか。人としては見なかった事にした方がいいだろう。だが男としてはその身体を目に焼き付けたい。彼女は、身長は低い方で顔は少し幼さが残り、髪は茶髪で腰まで伸ばしている。そして最も目を引くのは全体のラインの細さの割にふくよかに育った胸元だ。その姿に俺が見とれていると彼女がこちらを視認する。もちろん目が合ってしまうわけで、みるみるうちに彼女の顔が赤くなっていく。普通ならここで叫びそうなものだが今が早朝だということは理解しているらしい。実にありがたい。いや、マジで。すると彼女は近くにあったシーツで体を隠しながら窓を開け、どんな言い訳をすべきかとその場で硬直したまま考えている俺にこう言った。

彼女「あ…あの…話は後で聞きますので今はともかく窓を閉めてカーテンを閉じてくれませんか?」

俺「そ、そうだよな!ごめん!」

そう言って言われた通り窓とカーテンを閉めた。しばらくして向こうの窓が閉まる音が聞こえた。

朝7時頃、彼女が俺の家に来た。もちろんあの早朝のことだ。立ち話はマズいと思いとりあえずリビングに通した。ソファーに向かい合って座る。非常に気まずい。そこでふと気付いた。彼女は朝とは違いきっちりと学校の制服を着ているのだが、その制服は俺も通っている彩城学園(さいじょうがくえん)のものだったのだ。彩城学園は中高一貫校である。彼女が着ているのは中等部の制服だ。

俺「君も彩城なのか?」

彼女「君もということは、あなたもなんですか?」

俺「あ、ああ。俺は高等部2年の青崎 大志だ。君の制服は中等部のものだよな?」

彼女「はい。中等部3年の新島・シェルフ・ノーナです。父が日本人、母がロシア人です。」

へー、ハーフなのか。なら中3であの体も…じゃなくて。

俺「母親がロシア人ということはロシア語とかも話せるのか?」

ノーナ「いえ。私が産まれた時、既に母は日本語がペラペラでしたし、父も母もロシア語は一切教えてはくれませんでした。」

ほう、珍しいな。そういうのは親の母国の言葉も教えたりするんじゃないのか?自分はそうじゃないから分からないけど。その後は俺が早起きをする理由や家庭の事情などを1から彼女に教えていった。彼女はその話を最初から最後まで何も言わずに聞いていた。

俺「と、まぁこんな感じかな。」

ノーナ「そうだったんですね、てっきり単なる覗き魔かと思ってしまいました。」

俺「あのさ…その敬語辞めない?何かこそばゆくて…」

ノーナ「いいんですか?…ではお言葉に甘えさせていただきますね。」

それから色々な話をした。休日の過ごし方や趣味、好きなものなど。そして登校時間が近付いて来た頃彼女がこう言い出した。

ノーナ「学校一緒なんだから一緒に登校しない?」

そんなこんなで今に至る。いくら高校生と中学生で歳が近いからって彼女の様なハーフ美少女と並んで登校するとなると周りの目が痛い。さらに彼女自身は周囲の目線をまったく気にしないようだった。俺に向けられた同学年と思われる男子達からの殺気を含んだ目線さえも…

今まで女性との関わりのなかった俺に突然訪れた転機。隣に引越して来たのはハーフ美少女?!この先、俺達の関係はどうなってしまうのか…

初投稿となります。一応連載としてはいますが出来るかどうかは分かりません。楽しんで読んで貰えれば幸いです。まだまだ未熟者ですのでこれからよろしくお願いします。さて、今回の作品は主人公とハーフ美少女の恋愛(?)物語です。恋愛経験の無い主人公は彼女にドギマギしすぎ…?のような感じを目指しています。あとがきから読まれる方も居るそうなのでそれでは今回はこの辺でお別れとさせていただきます。次回はあるか分かりませんがよろしくお願いします。

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