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プロローグ

 はじめまして。革堂莉音という者です。この小説で描こうと思っているテーマは「人の意志」です。

初めての小説執筆&投稿ですので至らない部分もあると思いますが楽しんでいただけたならば幸いです。



 聖暦2077年5月25日午前0時14分マスデニア帝国は隣国のディオン共和国に対し宣戦を布告した。この戦争において超大国マスデニアは固有戦力である歩行型汎用機動兵器、通称アーセクト・フレームの実験的な実践投入を始めた。従来の兵器をはるかに凌駕している破壊力と制圧力の前に成すすべなく戦線を切り崩されたディオン共和国は開戦からわずか1ヶ月半で降伏した。


 この戦争が勃発する丁度60年前まで両国は分断されてはいなかった。マスデニア帝国の独裁的な君主制を嫌った一部の政治家と民衆が自由と変革を求めて独立運動を始めたのをきっかけに長い政治的闘争を経て聖暦2017年7月1日独立を宣言したのである。


 だがこの戦争の結果によって皮肉にもマスデニア帝国とディオン共和国は侵略という形で再び統合する事になったのだった。この戦いに敗れ去ったディオン共和国はマスデニア帝国によって自由と権利だけでなく国名そして先人達から築き上げてきたもの全てを失うことになったのである。


 しかしそれを黙って見ているものは少なかった。敗戦によって多くのものを失った民衆はディオンの再興を自らを奮い立たせるバネとしてマスデニア帝国に対し反発し必死に足掻いたのだった。しかしその足掻きも虚しくマスデニア帝国の政治によって弾圧、あるときは帝国市民に対する政治の道具にされたのである。


 その結果、帝国市民はディオンの人々を差別的な目で見る事が常識的となり、ディオン共和国の再興と独立の夢は消え去ってしまったのだった。




ーーしかし終戦から13年の月日が流れ一人の男によって再び戦乱の時代の幕が明けようとしていた・・・。

意見やアドバイス等あれば積極的に聞きたいので是非コメントで書き込んでいただければなと思います。

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