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コトノハナ

スイートピーの栞

作者: cheapie

君がくれた

スイートピーの押し花

僕の手帳の栞になって

今もここにあるよ

花は少し色褪せて

君との「思い出」も色褪せて

君との「別離」からもう何年だろう

「私を覚えていて」

君は一度も言わなかったね

優しく強い君の瞳が好きだったよ

毎年毎月この日に思う

君の声が聞きたいと

君にまた逢いたいと

でも今度こそお別れを

さようならとありがとう

新しい僕の「門出」を見送ってほしい

君と過ごした日々をここに置いて行かせてほしい

ごめんね

そんな言葉じゃ足りないだろうけど

君の強さを覚えている

君の優しさを覚えている

君の白く儚そうな頬の温もりも全部

風に吹かれて寒そうな君の姿が寂しくないよう

今日一日だけは精一杯の綺麗な花束を

明日からはほとんど会いには来ません

いつか僕が君の所へ行ったとき

そのときに全部

全てを話すよ

これからある全ての事を

全てを聞くよ

これまであった全ての事を

だから寂しいだろうけど待っていてくれますか

僕の灯火が消える

その時まで

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