2.物語の舞台・・・神面都市グラード・ヤーについて
1.都市の特徴
頭部・・・北の頭と呼ばれている部分は、街道沿いの西部が、僅かに平野に面しており、数少ない古くからの住民が住んでいて、主に宿などを経営している。東にいくほど勾配がきつくなっていき、東部の山の斜面を削り取って作った新興の高級住宅街への入り口に行き着く。東部は防衛上の理由で城壁に囲まれて要塞化しており、各国の大使館の多くは此処にある。
両目鼻・・・中央部は東西それぞれに目と呼ばれる池があり、中島がある。中島には浅瀬や橋を渡っていける。中島には難民の放獣の民と呼ばれる半獣半人の種族が
住み着いており一種のアジールを形成している。それを囲むように古い住宅街が並ぶ。
両目の間に鼻と呼ばれる小高い丘があり、そこには評議会議場と、迎賓館、諸外国の使者専用の宿泊施設がある。
顎口・・・都市南部は海に面しており、口と呼ばれる。港は顎鬚、または海外の美味が流れ着くので神の涎などと言われる。
街道に通じる南西部には、大きな商家や高級住宅が並び、南東部は倉庫や港湾労働者向けの酒歓楽街などがあり治安も悪い。荒くれの船員や沖仲士、都市外からやってきた犯罪者などが居つき、一種のスラムと化している。
北に髭と呼ばれる防風林があり、両目の中島よりも多くの放獣の民が住みつきアジールと化している。植物の手入れが得意な彼らにより、緑が広がり食用の植物も増えた為(何より放獣の民は権利を主張しなかった)一時期、近隣の神殿で権利争いが起こったりもした。
昔は、頭、両目、鼻、口の五つの区画に別れていたが、現在は頭地区の東部の開発も進んだので、東頭、西頭、両目、口の五つの区画に別けられている。
地上で噂されているとおり、地下にも地上と同数の邪神と呼ばれる神々の神殿がある。
はい、投稿時のままなので設定にズレが・・・