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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ゾンビ少女とサバイバル!?

作者: 外野透哉
掲載日:2025/11/27

 ――はぁ、はぁ、なんでこんなことに……!


 灰崎(はいざき) (めぐる)は、渋谷の街をひたすら走る。

 疲労も忘れて、ただひたすら。



―三十分前

 いつものように学校から帰宅した廻。


「ただいまー」


 そう言って玄関を開けると、目を疑うような光景が広がっていた。

 母親が父親を貪り食っていた。

目は血走っており、正気を失っていた。


「……は?」


 すると母親がこちらを見て、飛びついてきた。

咄嗟に扉を閉め、そのまま逃げ出してきた。



――何がどうなってんだよ……!!


 渋谷は、ゾンビで溢れかえっていた。

 顔を伝う水滴は、もはや涙なのか汗なのかわからない。



 そして曲がり角を曲がると、一人の少女が座り込んでいた。

 廻は声をかけた。


「君、大丈夫?」


 すると少女は言った。


「逃げないの?」


 灰崎廻はその言葉の意味がわからなかった。

少女が袖を捲った時、言葉の意味を理解した。

 腕に歯形がついていた。感染者だ。

そしておそらく発症もしているだろう。

 だが廻は目の前に感染者がいるのにホッとしていた。


「一緒に来る?」


 廻のその言葉に少女はキョトンとしたが、行動を共にすることにした。


 少女の名は(かんなぎ) 美琴(みこと)と言った。



 歩きながら、美琴は不思議そうに尋ねた。


「怖くないの?」


 廻は答えた。


「自我があるのに見捨てられないよ」


 その言葉に安堵したように美琴は一息ついた。


「そう……」


 すると、路地裏から一体のゾンビが飛び出してきた。


――危ない!


 廻は咄嗟に、地面に落ちていた鉄パイプでゾンビの頭を殴り飛ばした。

 美琴は言った。


「ありが……とう」


「先を急ごう!」


 廻はそう言って美琴の手を引いて走った。



 そしてコンビニに来た二人。

 廻は美琴に尋ねる。


「そういえば聞いていい?なんで感染したの?」


 美琴は答えた。


「実験台。渋谷の中心に大きなビルがあるでしょ?その研究施設に悪趣味な教授がいて、その実験によって生まれたゾンビに噛まれた。どうやら私は抗体があるらしい。ゾンビになっても自我を失わない体質。」


 そこで廻は思った。


――そこを潰せば……


 そんなことを思っていると、大量のゾンビが押し寄せてきた。美琴を庇った際に廻は足を切っていた。


――血…!


 すると美琴が前に出る。


「行って!早く!」


 廻は葛藤の末、涙しながら先へ急ぐ。



 そして研究施設へ到着し銃を奪い、教授の元へ来た。

 無心で引き金を引いた。

銃を撃ったのは初めてだったが、何も感じなかった。

ただ虚無だけが流れていた。


 次の瞬間、自分の頭も撃ち抜いた。


 そして――灰崎廻はこの世を去った。

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