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異世界。というものが存在するらしい。
並行世界と言い、私たちのような存在が別の文明を築き上げいるらしい。
わたしは、そんな世界に興味を持っていた。
同じような人間がいる。ということは、別の世界の自分がいるのではないのだろうか? その自分は、私のような考えを持っているのだろうか。
とても興味深かった。
だが、だれもが並行世界への干渉はしようとしなかった。
危険な存在がいるかもしれない。 そんなものがこちらに来たとして、対処できるのだろうか?
その答えが出ない限り、この研究は保留されることになった。
私が生きているうちに、その研究が始まることがなかった。