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転生勇者綺譚  作者: 坂本 百々
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見出し文


 異世界。というものが存在するらしい。

 並行世界と言い、私たちのような存在が別の文明を築き上げいるらしい。


 わたしは、そんな世界に興味を持っていた。

 同じような人間がいる。ということは、別の世界の自分がいるのではないのだろうか? その自分は、私のような考えを持っているのだろうか。


 とても興味深かった。

 だが、だれもが並行世界への干渉はしようとしなかった。

 危険な存在がいるかもしれない。 そんなものがこちらに来たとして、対処できるのだろうか?


 その答えが出ない限り、この研究は保留されることになった。


 私が生きているうちに、その研究が始まることがなかった。



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