コスモメタルの回収
第73部分 コスモメタルの回収
「ミチル、クレータを見てきたけど、とんでもないことになってるよ」とユリ、
「なにを見てきた?」と俺、
「クレーターの真ん中に魔獣がうじゃうじゃいて、なにかを掘り出そうとしてるの」
「それ、急がないとまずくね」どうやら、魔獣もコスモメタルに興味があるようだ。
急いで回収しないと。
コスモメタルって美味いのかな。
「みんな急げ!早く行くぞ」と俺、装備を急がせる。
庭に出て待つことにする。
今日のメンバーは、6人だ。
①ミチル 勇者 LV25
②レン シノビ LV55
③ベン ドラゴンベインLV54
④ユリ 大魔道士 LV26
⑤アレックス 拳聖 LV27
⑥メリー ドラゴンベインLV3
「準備できた、待たせたせてすまん」とベン、
「よしそろった、ユリ、テレポート頼む」”テレフィールド”とユリが詠唱すると、クレータの端にテレポートしてきた。
「なんだありゃ」と俺、思わず声が出た。
CランクやBランク、Aランクの魔獣達がクレータの中央で穴を掘っている。なにかを掘り起こしているようだ。
「あの魔獣の数は、私たちだけでさばける数ではないな」とベン、
「そうだな、どうしよう」と俺、
ユリの全体魔法でも難しいだろうな。魔獣はウジャウジャいるのだ。
あっそうだ!
「”アイテムボックスオープン”」アイテムボックスから”転送ビーコン”と言う名前のプラスチック爆弾を6個取り出す。
これを使おうぜ。
「ミチル、またそれ使うニャンかあ」とレン、
「これは1つでもかなりの威力だ、1人1個投げれば大爆発させられる」と俺、
「よし、ヤロウ」とベン、
「使い方を説明する。この両方のボタンを同時に押してランプが光ったら魔獣に投げる。15秒で爆発だ」
「ユリ、ユリも投げて爆発させたらダメ押しで全体攻撃魔法”エスプロ”でもう一度吹き飛ばしてくれ」
「ミチル、そんなに爆発させて、コスモメタルは大丈夫なのか?」
「多分大丈夫な気がする。と言うかこのまま魔獣達にもって行かれるくらいならココで爆破する」と俺、
「それもそうですね。やりましょう」
「もう一度言うぞ、ボタンを両方押してランプが光ったら魔獣に投げつけるだ」
「OK」とみんなが返事した。横一列に列んで魔獣の群れに近づく。やつらはコスモメタルに夢中でこちらには気づいていないようだ。
「よし、やるぞ」と俺、小さい声で指示する。
「1,2,3,押せ」俺もボタンを押して爆弾を中央に投げた。
「逃げろ!!」全速力でクレータの外にむかって走る。15秒ほど経過した。
”ド、ド、ド、ドガーン!!”6個の爆弾がほぼ同時に爆発した。
”エスプロ”とユリが全体攻撃魔法を詠唱する。
”ズ、ゴーン!!”と爆発して小さいキノコ雲が上がった。
「砂埃が収まるのを待とう」と俺が言うと。
”アイストルネード”とユリが詠唱した。火が消え、砂埃が吹き飛んだ。
「ユリ、サンキュー」若干生き残っている魔獣がいる。
「アレならいけそうだな、突撃!!」とベンの指示、
しょうがない行くか、魔獣に向かって走り出す。魔獣達も俺達に気づいたが、深手を負っていて立ち上がるのもやっとのようだ。
コレはチャンス。
”ホーリーランス光の槍”で光の槍を右手に出して”槍投擲”のスキルでぶん投げる。
魔獣に”グサッ”と刺さり、魔獣が倒れた。
「みんな切ってきって切りまくれ、レベルアップのチャンスだぞ」とベン、
俺も槍で倒れている魔獣にとどめを刺してゆく。見たことの無い魔獣もいるな。
しばらくすると、全ての魔獣を狩ることが出来た。
「ミチル、卑怯な手で魔獣を殺すと気持ちいいな、ハハハ」とベン、その悪気の無いドSな言い方が好きだ。
「卑怯ではない、作戦勝ちだぞ」と俺、
「作戦ニャンだな、フフ」とレン、
中央にある死骸の山をどけると、ライトメタルのような銀色の大きな球が見えた。
これがコスモメタルのようだ。
「これか、デカいな」小学校の運動会の玉転がしで使う玉の2倍くらいの大きさだ。
「コレをどうするのかな」アイテムボックスには入りそうも無い。リサイクルすればよいのか。
「”スーパーエコロジーリサイクル”」と俺、スキルを使った。
”ボフン”とコスモメタルのインゴットが数十本も現れた。すると、
「なんだ、なんだこの場所は?お姉さん達は何者なのじゃ」と声が聞こえてきた。
「ミチル、何かいるニャンな!!」とレン、
子供だ、玉の中に子供がいたみたいだ。
「まて、子供だ、女の子だ攻撃するな!!」と俺、ベン達が剣を振り上げ、レンが弓を引き絞っていたのだ。
「腹が減ったぞ、なにか喰わせてくれ、コレ食べれそうだな」と女の子、魔獣の肉を拾って食べようとした。服をなにも着ていない。裸だ。
「待て待て、ここに美味しい物があるコレをたべろ」”アイテムボックスオープン”とボックスから保存食を出すと、女の子に手渡した。
「おじさん、ありがとう”ムシャムシャ”なかなかうまいぞ」と女の子、ボックスから俺の服も出して、レンに渡した。
「レン、この子に服を着させてくれ」とレンが女の子に服を着させている。
オジサンかあ。
”目利き”で女の子のステータスを確認する。
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名前 なし 10万12歳 魔族 性別 女
職業:無職 レベル:-
HP:50/100
MP:1/1
転職可能な職業:”魔王(無効)”
スキル:”従魔獣(無効)”
”魔族魔法(無効)”
装備
胴体:シャツ
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”魔王!!”まじか。
”10万12歳”ってどっかで聞いたことある感じがした。
とりあえず攻撃的ではないようだ。
家につれて帰るしかなさそうだな。
「ユリ、この女の子をジーナに預けてきてくれ」と俺、ユリにテレポートを頼んだ。
ユリが女の子をパーティ招集し、参加させたようだ。
”テレ・フィールド”と詠唱し、この場から消えた。
コスモメタルのインゴットを全てアイテムのボックスに放り込む。
「ミチル、魔獣どうする?」とベン、うーん、けっこう珍しい魔獣もいそうだ。
装備の素材や金になる。
「もったいない、全部回収だ」
”魔獣解体””魔獣解体””魔獣解体””魔獣解体””魔獣解体”....
「メリー、アイテムボックスに全部収納してくれ」とメリーにも回収するように指示する。
おれも、”魔獣解体”を繰り返し、アイテムボックスに素材を詰めた。
メンバー全員で、素材を回収する。
スキルカードも5枚ほど回収できた。かなりの収穫だ。
「メリー、スキルカードだけは見逃すなよ」
「了解!!」とメリー、
2時間ほど作業すると、ようやく魔獣の解体と、素材の回収が終わった。
「きつかったが大収穫だな、帰るか」
「ユリ、帰るぞ、テレポートは俺で良いか」
「お願いします」とユリ、
ユリはかなりMPを消費しているように見えた、顔色で分かった。
”テレフィールド”と詠唱し、家の庭に戻ってきた。
急いで家に入ると、キッチンの方が騒がしい、ジーナが女の子に食べ物を与えているようだ。
「うまいのう”ムシャムシャ”、こりゃうまい、お主料理が上手だのう」と女の子、
「この子、凄く沢山食べています、大丈夫なのでしょうか」とジーナ、
魔王だからな、それくらいたべるのかもしれない。
と思ったが、口に出すのをやめた。
こりゃ、マーベリック達にも話せないな。
困った。
そうだ”目利き”仲間のステータスを確認する。
何じゃこりゃ、今日一日だけでかなりレベルアップしてるぞ。
①ミチル 勇者 LV41
②レン シノビ LV69
③ベン ドラゴンベインLV68
④ユリ 大魔道士 LV41
⑤アレックス 拳聖 LV39
⑥メリー ドラゴンベインLV21




