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マーベリックの秘密

第53部分 マーベリックの秘密


ユパンとアレックスを連れてミミン石鹸店までやってきた。

「ユパン様、彼がマーベリックで、”聖剣を抜く権利”を持っている仲間です」

マーベリックをユパンに紹介する。マーベリックの横に母親のアレックスがいる。

「ほう、こやつが次の”勇者”候補かえ」とユパン、

今なんて言った。勇者候補!

「この若さでドラゴンベインとはな、証拠をみせてくれい」とユパン、

少し信じていないようだ。

「マーベリック、光の剣を見せてあげてくれ」と俺、

「”ドラゴンスレイヤー光の剣”ブゥン」とマーベリックがスキルを起動させると、光の剣が現れた。マーベリックの光の剣は黄色だ。

「黄色い光の剣、まさしく皇帝の血筋、なるほど間違いないな」とユパン、

皇帝の血筋い!!

「アレックス、マーベリックの父親はだれだ」と俺、

「旅の冒険者だ。名前はケビンだ」とアレックス、

「冒険者か、色々いるからなあ」

「アレックスよ、その冒険者は盾にクロスした剣の紋章がついた物をなにか持っていなかったかのう?」とユパン、

「たしか、持っていた水筒にそのような紋章があった気がします」とアレックス、

「この国では、盾に剣がクロスした紋章を使えるのはグレンザー家かその分家だけじゃ、つまり皇帝の血筋じゃよ」とユパン、

「えっそんな、お金なんか全然持っていない若者でしたのに」とアレックス、

まあ、貴族と言えどもピンキリだ、3男、4男とかなれば、一生結婚すらできない男も多く冒険者で生計を立てるやつも多いと聞いた。分家なんかだと尚更だろう。

「これは一大事じゃな、魔王が生まれとるのかもしれんな」とユパン、

「魔王!!」と俺、

「勇者になると、魔王が生まれるんですか?」

「いや、違うな。魔王が生まれるから勇者が生まれるのじゃ」とユパン、

「なるほどのう、見た感じ、おだやかでなかなかの美男子、わしと一緒に戦った勇者にも少し似ておるなあ」とユパン、

「急いだ方が良いな、では早速こやつが聖剣を抜けるのか試しに行こうではないか」

「聖剣ってどこにあるんですか?」

「深い森の洞窟の中じゃ、洞窟の奥に秘密の部屋がある」とユパン、

「はあ、そんな所に」

「ブラックドラゴンを倒すのが面倒じゃな、やつらの巣になっとるハズなんじゃ」

ブラックドラゴンって、こないだはズルして倒したけど、次はもう無理なんだよな。

”アイテムボックスオープン”とボックスを開いて地図を取り出した。

「ユパン様、もしかしてココですか?」と俺、こないだブラックドラゴンを倒した洞窟の場所を指さした。

「おお、良く知っておるなあ。ワシぐらいしか知らんと思っておったが」とユパン、

「あそこには何もありませんでしたよ」と俺、

「いや在るのじゃ、”聖剣を抜く権利(有効)”のスキルを持った者以外には隠されておるのよ」

なるほど、ブラックドラゴンを倒せるドライゴンベインで、かつ”聖剣を抜く権利(有効)”のスキル持ちのみが聖剣が有る場所に行けるということか、これは難易度高いぞ。

「なるほど、理解できました。ブラックドラゴンが出現したタイミングとも関係ありそうですね、では明日行きましょう、もう暗くなりますから」

「そうじゃな」

「マーベリック、じゃあ明日の朝よろしくな」と俺、

「分かりました」とマーベリック、

これは大変だ、男爵にも一言いっておいた方が良いな。

いったん家に戻り、すぐに男爵に屋敷に向かった。


男爵の書斎に案内され、男爵に事情を説明した。

「そうか、ミチル殿の家に拳聖ユパン様がいらっしゃるのか」と男爵、

「男爵知り合いですか?」

「いや、ワシは会った事は無い、伝説の武人だからな。でもグレン皇帝は知り合いのようだったな」

そう言えば、男爵はマーベリックに会った事が無い。

「男爵、マーベリックの父親らしいケビンと言う名前で皇帝の血筋の方をご存じないですか?」

「いや知らんな、グレンザー家やその分家はかなり多い」

「明日の朝、そこにワシもつれて行け。そのマーベリックと言う少年に会ってみたい」と男爵、


しょうがないなあ。

「分かりました」

「クーランラもつれて行くからよろしくな」と男爵、

くう、面倒だ。

ユリが何回かテレポートで往復することになりそうだ。


翌朝、と言うか早朝。

「ドンドン、ミチル殿、行くぞー」男爵の声だ、男爵なんかテンション高くないですか。

服を着て、玄関の鍵を開けると。

男爵、クーランラ、もう一人、グレン・グレンザー皇帝がそこにいた。

急ぎ、片膝をついて挨拶する。

「皇帝様、ご無沙汰しております」よく分からん挨拶してしまった。

後ろから階段を下ってくる音がした。

「グレン皇帝、久しぶりじゃのう」とユパンの声、

「拳聖ユパン様、ご無沙汰しております」と皇帝が頭を下げた。

多分皇帝はあまり頭を下げたりはしないだろう、ユパンってそんなに偉い人だったのか。

こりゃやべえな、なんか緊張してきた。

マーベリックがもし聖剣を台座から引きぬけなかったりしたら俺たち死刑になるかも。

よく分からん不安がこみ上げてきた。



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