ミミン石鹸店への襲撃
第48部分 ミミン石鹸店への襲撃
”バンバン”窓を叩く音で目が覚めた、未だ暗い。
「誰だよ、なんだ?」
「パンクです、ミミン石鹸店に盗賊が入りました」とパンク、鉄格子がついた窓の外から、俺に話しかけた。
「なに!!」枕元に置いた携帯端末のLEDがライトを点灯させ、ズボンと、シャツを身につけ、槍を持った。
「石鹸店に敵襲だみんな起きろ、レン、みんなを起こせ!!」と2階に向かって言うと、家から飛び出して、ミミン石鹸店に向かって走った。走れば1分くらいで着く距離だ。
ミミン石鹸店が見えてきた。なんか、ひっそりとしているな。
門から入ると、盗賊2人が倒れており、1人はロープで縛られていた。その横には、木刀を持ったマーベリック、六尺棒を持ったルミナが立っていた。
良かった、2人ですでに盗賊は撃退済みのようだ。
「よかった、盗賊は倒したみたいだな」 と俺、
「ええ、こいつら弱いです。でもパンクが襲撃に気づかなかったら寝込みを襲われていたかも知れません」とマーベリック、
「こいつら2人は生きてないな、生きているのはその1人だけか?」と俺、盗賊の2人は動かないで地面に倒れている。縛られている一人は息をしているようだ。
さてどうするか、少し考える。
まあ、正攻法でやるのが一番だな。
”ダッダダダ”と門からレンやベンが入ってきた。急いで駆けつけたようだが女は準備が遅い。
「おう、来たか。襲撃は撃退済みだ」と俺、
「衛兵に知らせてきましょうか?」とズザンナ、
「いや未だ連絡はしなくいで良い、その前にこいつを回復させよう」
俺は縛られている盗賊に”マルチリペア”のスキルを使用して怪我を治した。
「ルミナ、アドバンスドヒール頼む」と俺、意識が戻らないと話が聞けない、ルミナの魔法で回復させることにした。
”アドバンスドヒール”とルミナが盗賊に回復魔法を使う。
「マーベリック、もう少し手加減しないとな」と俺、
「俺は手加減したんですけど、ルミナがさあ、お前がやり過ぎなんだよ」とマーベリック、ルミナを横目でチラリと見た。
「私も、手加減したんですけど、つい力入っちゃって」とルミナ、
盗賊が目を覚ました。
「離せ、くそー、離せ!俺は何もしてない」と盗賊、
”目利き”スキルを使い、盗賊を鑑定した、間違いなく盗賊だな。盗賊LV10か、弱いはずだ。
「うるせえ、ゴキブリ」と俺、黒っぽい服装をした盗賊に注意した。近所迷惑になる。
「ゴキブリは、ゴミ溜や、ドブから生まれるんだ、そいつを作ってるのはあそこにに住んでる貴族だろうが!!」と盗賊、元気が良い。
「アレックス、やってくれ」と俺、面倒になったので、アレックスに”てなづけ”のスキルを使うように指示した。
”てなずけ”アレックスがスキルを使い、”ゴキンと”盗賊の頭をぶん殴った。
「アレックス、何者なのか、アジトは何処にあるのか聞いてくれ」と俺、アイテムボックを開いて、”魔獣生息マップ”を出して、盗賊の前に置いた。
「お前らは、なんて言う盗賊団だ?」とアレックス、
「はい、赤トカゲ盗賊団です」と盗賊、夢でもみているような目つきだ。アレックスの聞く事には何でも答えてしまうのだろう。
「赤トカゲ盗賊団のアジトは何処にある、リーダーの名前を言え」とアレックス、
「アジトの場所はその地図の6-Fの場所にある。ケムル川の源流近くだ。リーダーの名前は分からない。トカゲの兄貴と呼ばれている」
地図にはX軸に数字、Y軸に英字が書かれており、座標で位置を示すことができるようになっていた。
「ずいぶん遠いな、ここまでどうやって来たんだ?」とアレックス、
「魔道士だ、仲間に魔道士がいるからそいつにテレポートしてもらっている」
「今回の襲撃の戻りは何時だ?場所はどこだ?待ち合わせの方法は?」
「街にあるノエルの宿屋に昼の12時だ、そこの庭にテレポートしてくる」と盗賊、
「アレックス、盗賊がなんでミミン石鹸店を襲ったのか目的を聞いてくれ」
金が目的なのか、別の目的なのか?気になる。
「ミミン石鹸店を襲ったのか目的はなんだ」とアレックス、
「お頭の指示だ。金を奪うことと、石鹸の製法を盗む為だ。高く売れるらしい」と盗賊、
ほう、なるほど、金以外にも目的があったのか。
うーん、売られた喧嘩を買うのは良いとして。とりあえず、この場所は男爵の屋敷の周辺だ。男爵家の門にいる衛兵に報告して、盗賊に逃げられないうちに、アジトを襲撃だな。
「俺は今から、男爵の屋敷にいる衛兵に知らせに行く、みんなは装備をしておくこと、ミミンとマーベリックはこの店の警備だ。スザンナは試験に向けて大事な時だ、留守番していてくれ」と俺、遠距離攻撃ができる、ルミナとパンクはつれて行くことにした。
「ユリとレンは装備を終えたら、6-F座標の近くまでテレポートして、フライで飛び偵察してきてくれ」
ユリは一度行った事のある場所にはテレポートできる。アジトの襲撃には必要な準備だ。
「では、おれば男爵の家に行ってくる。アレックス、その盗賊を気絶させられるか?騒がれると面倒だ」
「了解、”ゴチン”」とアレックス、盗賊の頭をぶん殴った。
「始めよう、火矢の準備をしてくれ。ユリ、ゴーレムの出番だノリユキを出してくれ。前回と同じ作戦でやる。俺たちに喧嘩を売ったらどうなるか盗賊達にしっかり教えてやる必要があるからな手加減は無用だ、頭は生け捕りが望ましいが、最悪の場合は殺してしまってもしょうが無い」
盗賊のアジトは川の近くの谷にあり、周りから見えないようにうまく隠されている。
当然、谷の上には見張りがいたが、レンが全て始末してくれた。
入り口は1カ所なので、そこから攻めれば良い。
「さっき確認したが、ここにいるのはほとんど盗賊とその仲間だ。50人くらい居るようだ。
まず、火矢で火を放ち、同時にゴーレムのノリユキが1人で乗り込んで敵を誘いだす。そいつらを、弓と魔法で攻撃だ。味方を攻撃しないように注意してくれ。敵の数が減ったら、俺と、ベン、レン、アレックス、ルミナで掃討作戦を行い壊滅させる」
俺たちは作戦を行うために場所の移動をし作戦を開始した。
ノリユキが戦闘用の片手斧を持って、ズンズンと歩いて行く、ホラー映画の殺人鬼を彷彿させる。絶対に近くに寄りたくないタイプだ。
正面入り口の見張りにいた盗賊数人は、レンと、ルミナ、パンクの弓攻撃で音も無く既に倒した。
”ガキン”とゴーレムのノリユキが斧を振るうと、正面入り口の扉が開いたようだ。
ノリユキは扉を全開にすると、閉まらないように、扉を破壊したようだ。
”ヒュンヒュンヒュン”と火の雨が盗賊のアジトに降り注ぐ、ユリのファイヤーボールも飛んでいった。盗賊達住んでいた小屋に火が立ち上った。
「敵襲、敵襲、逃げろ!!」と言う、盗賊達の声が聞こえた。
”ヒュンヒュンヒュン””ビィン”と言う音と共に、小屋から出てきた盗賊達をレン達が狙撃している。ノリユキは入り口付近で盗賊達とやり合い始めた。
ノリユキが扉から出てきた。と言うか盗賊達をおびき出してきた。
ノリユキが倒した、盗賊の経験値は主人のユリの経験値になるんだろうか、と考えていたら。
盗賊達が20人ほど飛び出してきた。
ユリがその盗賊達めがけてアイストルネードを放ったのが見えた。アイストルネードは魔道士で覚えた新たな魔法で、鋭い氷のかけらが竜巻と共に回転して敵を攻撃する呪文だ、ファイヤートルネードは火の渦だが、対人攻撃だと、アイストルネードの方が威力が高い。
”ヒュンヒュンヒュン”と弓の3人がひっきりなしに矢を飛ばしている。レンは光の矢なので飛んで行く時にわかる。ルミナとパンクに弓を教えたのもレンだ。正確さと威力の桁が違うな。レンの矢は盗賊に当たると貫通して、その後ろにいる盗賊も倒している。
その生き残りに俺たちが斬りかかってゆく。
「お前らか、このヤロー死ね!」と盗賊が斬りかかってくるが、魔獣のような鋭さは無い。
槍で突き刺す。とすぐに倒れた。
ゴーレムのノリユキは反転すると、盗賊達に攻撃を始めた、ベンが訓練し剣もなかなか使える上に、彼には手加減や容赦が全くない、命令されたことをそのまま実行する怖さがある。ロボットみたいなモンだ、無表情で無慈悲、感情などがほとんど無い、彼には魔法切れはあるが、疲れると言うことが無い。ミスリル製の片手戦闘斧をムチャクチャに振り回し、鬼のような破壊力だ。盗賊が持っている鉄製のナイフやショートソードで刃を交えるとその武器ごと真っ二つにされている。こいつが味方でよかったと思った。
俺は、ノリユキの後ろから盗賊に槍を振るっている。取りこぼしの始末だな。簡単な仕事だ。
あらかた倒し終えたところで、後ろの門から10人ほどの盗賊がこちらに向かってくるのが見えた。
1人だけ身につけている装備が高価な物だ、どうやらあいつらが盗賊のボスだな。
「あのボス以外は倒して良い。一気に叩き込むぞ」と俺、
「あの金色のやつ以外、全員ぶ殺せ!」とベンが大きな声で指示を出した。
ベンは残酷なことを時々平気で言うやつだ。
ノリユキが血だらけの斧を持ってその盗賊の集団に斬り込んで行くと、盗賊達はそれを避けるように2つに分断された。そりゃあんなのが向かってきたら俺でも逃げるわ。
逃げだそうとしたやつは弓で倒され、残っているやつも魔法とベン達に倒されている。
アレックスは”気功砲弾”スキルで盗賊を何人かぶっ飛ばすと、”アイアンパンチ”アイアンキック””気功砲弾”とスキルの3連続コンボ攻撃で敵をなぎ倒した。
盗賊のボス一人が両足に矢が刺さっている状態で生きたまま倒れている。
「ここは、アレックスと俺だけで良い、ベン達はなかの掃討を頼む」と俺、
「よし、みんな中に入って、盗賊達を壊滅させるぞ!」とベン、残りの仲間を連れて中に入っていった。
「アレックス、頼む」と俺、
「了解、”てなづけ””ゴキン”」とアレックス、殴った相手を従わせることができるスキルを使った。
「アレックス、こいつにミミン石鹸店を襲撃した目的と、財宝の場所を聞き出してくれ」と俺、
「おい、トカゲ野郎、石鹸店を襲撃した目的はなんだ」とアレックス、
「街で評判の石鹸店を襲えば金になると思った」と盗賊ボス、
「手に入れた石鹸の製造方法をどこに売るつもりだったんだ?」
「まだ決めてない、俺たちで作って売ることも考えていた」
なんだ、その程度の事だったのか、なろう系にありがちな黒幕とかは居ないようだ。
「財宝の隠し場所を言え!」とアレックス、
「大きな小屋が俺の家だ、床下に埋めてある。あとはこれだ、かさばらないようにスキルカードに換えて持ち歩いている。俺はボックス持ちではないから大金を持っては逃げられ無いからな」
ほう、良いアイディアだな、金貨だとかさばって重いから価値があって薄く丈夫なスキルカードを買ってそれを持ち歩くのか。
「そいつを渡せ」とアレックス、盗賊ボスからカードを入れたポーチをひったくると、俺に渡してきた。俺はポーチを開け中を確認した。
ポーチ中にはカードゲームをする子供のように綺麗に革のケース入れられたスキルカードが50枚~60枚入っていた、こりゃ相当な価値だ。
コレクターなのかも知れない。なにかの順番になっている気がした。
「これは凄いな」と俺、
”スタスタスタ”とその時、レンが扉から出て走ってきた。
「ミチル、奥の洞穴が檻になっていてなんかいるニャンよ、特殊な仕組みの鍵らしいニャン、鍵がなくて開かないニャンよ」
「おい、奥の檻にいるのは何だ奴隷か?」とアレックス、
「昨日金持ちの馬車からさらってきたサキュバ種の奴隷女です。美人だから高く売れます」と盗賊ボス、
「なんだサキュバ種って?」
「しりません」とアレックス、
「まあ、鍵よこせと言ってくれ」と俺が言うと、
「おいトカゲ、鍵はどこだ」
「そのカードのポーチに入っています」と盗賊ボス、
「もう聞くことは無いな。アレックス元に戻してくれ」
「はい”ゴチン”」とアレックスが盗賊の頭を殴った。正常な状態に戻ったようだ。
「ひぇー、何でもする、財宝や奴隷、カードも全部渡すから命だけは許してくれ」と盗賊、
「最後に1つ聞く、盗賊団が別の盗賊を襲って、その報復をするとしたらどんな形で報復する正直に答えろ」と俺、
「盗賊は執念深い、皆殺しにします」と盗賊ボス、
「もちろんそうだよな、だから俺たちもそうすることするよ」
俺はそう盗賊のボスに言うと、槍を盗賊の胸に突き刺し、半回転させてから引き抜いた。
「アレックス、レン、奴隷を助けよう」と奴隷を助けに向かう、
「ミチル、あそこニャンね」とレン、なるほど洞窟と言うか単なる横穴だな。それが檻になっている。
「けっこう深い、奥がよく見えないな、あっなんか居るな」と俺、
「おーい、盗賊から助けにきたぞ、いま檻を開けてやるぞー」と奥に向かって叫ぶと、奥からそりゃとんでもない美人でセクシーな女が黒いワンピースを着てこちらに歩いてきた。
”目利き”で鑑定する。
”ジーナ サキュバ種 性奴隷 28歳 転職可能な職業「メイド長」”かあ、28歳には見えないな。
「まじめまして冒険者のミチルだ、よろしくな。名前は?」
「ジーナと言います、サキュバ種の奴隷です。年齢は…20歳です」とジーナ、
キター、サバ読んできた。
ベンと同じだ、年ごまかしてきたな。まあいいか。美人だしサキュバ種と言う種族の特性なのか若く見える、よく分からんが許す。
「特に俺たちに攻撃してきそうな者ではなさそうだ、開けよう」と俺、
”ガチャリ”と鍵を開けると、ジーナが出てきた。
「ジーナ、よろしくな。俺たちは奴隷を入手した場合、奴隷は解放しているんだ、ここにいるアレックスも元奴隷で、今は解放して自由民だ。でも仲間になって一緒に戦っている。どこか帰りたい場所とかあるんだったら、奴隷解放して元いた場所まで送るぞ、希望があれば俺たちが衣食住は提供するが働いて貰うことになるもちろん報酬は出している、どうしたい?」と俺、
「私、子供の頃から奴隷でございます。帰るところはありません。料理や家事が得意ですので、ご主人様の所で働かせていただけないでしょうか?」とジーナ、
「分かった、それじゃあミミン石鹸店のお店で働いてもらうことにしよう。あそこには部屋に空きもあるし、ジーナは美人だから石鹸や化粧水を売るのに向いているだろうな」と俺、
「ご主人様は、石鹸店をお持ちなのですね。石鹸は良いです。体を綺麗に洗えますから」とジーナ、
「ああ、そうなんだ、いずれミミンが家ごと俺から買い取るだろうからそれまでは俺の店だな」と俺、お金持ちの家にいただけあって話し方も洗練されているし、石鹸なども知っているようだ。
ご主人様と言われるのがなんかくすぐったい、でもそれがイイ!!
「ミチルー凄いぞ、こっちに来てくれ」とベンの声だ。ベンには盗賊ボスの財宝を探してもらっていた。
この小屋だな。小屋の中に入ると、本が沢山あって、装飾品はなども豪華だ。この小屋だけは木材ではなく、石で作られている。
ほう、こりゃ豪華な家だな。床板が剥がされ、金袋が5つぐらいそこにある。
「ほう、これは大漁だな。回収しよう」と俺、
”アイテムボックスオープン”とスキルを起動し、金袋をアイテムボックスに放り込んだ、
ここにある、装飾品でよさそうな物や本は貴重そうだ、家具も使えなそう物はもって行くことにした。
全部アイテムボックスに放り込んでゆく。
「終了だな、盗賊団は残らず始末し、奴隷も助けだし、財宝も確保した。帰ろうか?」
「そうだな、ここにはもう用はなさそうだ」とベン、
「盗賊達の装備はどうします?」とパンク、
「俺たちが使えそうな物はないだろ、欲しい物があれば取って来てよいぞ」と俺、
「じゃあ、行ってきます」とパンク、外に飛び出して行った、マメなやつだな。
「それでは俺たちも、使えそうな物が無いか見ておくか」と言うと、残っている、家具や小物、装飾品などを見た。もう無さそうだ。
他の小屋は焼けてしまっているし、地面に転がっている武器はどれも安物に見えた。
パンクが、自分のリュックになにか一杯つめて戻ってきた。
「おう、済んだか」と俺、
「はい、ありがとうございます。回収できました」とパンク、嬉しそうだ。
今回、はクエストでもないので、盗賊の頭は死体のまま放置だ、この辺にいる魔獣がかたづけてくれる事だろう。
「では帰ろう、ユリ頼む」と俺、ユリにテレポートを頼んだ。
家に帰ってくると、ミミンたちがいた。
「ミミン、どうした?」と俺、
「盗賊の3人は衛兵に引き渡しましたニャン」とミミン、
「おおそうだろう」
「宿屋にいた魔道士を衛兵が捕まえたニャンね」
そっちも上手くいったな。
「ミチル、ご相談ですニャ、ミミンも石鹸店に移ろうと思うニャンね」
「うーん、ミミンが居なくなると、家事や食事が困るんだよな」と俺、
でもしょうがない、自分の店が心配なのは分かる。ミミンの気持ちを優先しよう。
「ミミン、この女性だが、新しく仲間になるジーナだ。まだ奴隷だがすぐに解放する、家事と食事を作ることができるらしいから、2~3日で引き継ぎしてくれ」
「わかりましたのニャンです、ジーナよろしくニャンね」とミミン、
「ミミンはもう、石鹸店に引っ越ししても良いぞ、通ってくれば良い、ジーナには石鹸店でも働いてもらう予定だ、活躍できそうだろ」と俺、
「もしかして、ジーナはサキュバ種でしょうか?美人さんニャン」とミミン、
「ミミン、サキュバ種ってどんな種族だ?」と俺、
「えーうん、あまり、その、よく分からないニャンね、ハハハ」とミミン、いまなにか言おうとして隠したな。まあ後で聞いておくことにする。
「ベン、ユリ、アレックスでジーナを奴隷商人の所で奴隷解放して、ジョブ神殿でメイド長にジョブ変更し、冒険者ギルドで冒険者登録してカードを発行してもらってきてくれ、あと雑貨や服、今日の夕食の食材も頼む」と俺、3人にジーナの世話を依頼した。
金はこれで足りるだろう。金貨を20枚ほどベンに渡した。
「金貨余ったら、返してね」と俺は毎回言うが、金貨はかえっては来なだろう。
あいつらはきっちり使い切ってくるタイプだ。
”ブンッ”と家の庭からテレポートして4人が消えた。
ジーナにも魔獣を狩らせて、強くしたいな。なにせこの世界は物騒だ。
そうだ、さっきの件をもう一度ミミンに聞かなくては。
ミミンとレンの部屋に行くと、ミミンのに荷造りをレンが手伝っていた。
「ミミンがいなくなると、この部屋もさびしくなるニャア」とレン、
「ミミン、さっき俺になにか言いかけたろう、隠さないで話してくれ」と俺、
「ああ、サキュバ種のことですニャア、サキュバ種はそのニャンですか、少し性欲が強いニャンで、一緒に暮らすと男性を襲うこともあるらしいですニャン、襲うと言うのはあのことですニャン、ミチルも気をつけてくださいなのニャン、部屋には鍵をかけたほうが良いニャンよ」
「もしかして、精を吸い取られて死んだりするのか?」と俺、
「それは無いニャンよ、フフフ」とミミン、
「それとジーナにはサキュバ種には有るはずの尻尾が無かったニャンよね」
「まさか、ツノワニに食いちぎられたニャンか?」とレン、
それは無いだろう、レンでもあるまいし。
「ヒュームとサキュバ種の間で子供は出来るのか?」と俺、異種族でもアマゾネス種のように子供ができる場合もあるから確認しておく。
「聞いたこと無いニャンね、多分子供は出来ないニャンよ」とミミン、
そうかそれは良いことを聞いた。
夜は常に全裸で、鍵は開けてと言うか少しドアは開けておいた方が用かも知れない。
ジーナの体がよく見えるように、ランタンの準備もしておくとするか。体力回復の為のポーションいや、ハイポーションをベットの近くにおいておくことにしよう。
なんか色々準備しなくてはならんな。
これは忙しい、急いで準備する必要がある!!




