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マイスター入門

第46部分 マイスター入門


「スザンナ、マイスターの情報なんか聞けたか?」

「はい、聞けたです。帝都の鍛冶師ギルドに行ってなにか手続きをするらしいです。詳しいことは分かりませんでした」とスザンナ、街の武器屋でマイスターの情報を少しだけ聞き出せたようだ。

帝都か、通り過ぎただけだが大都会だったな。一度、観光で二・三日行ってみても良いな。

とかダメだ、そんなことやってるから先輩みたいに1年で出来ることが、5年もかかっちゃうんだろ。

ユリを大魔道士にすると言う目的を優先にすべきだ。

まあ、鍛冶師ギルドにスザンナを連れて行くのは良いだろう。

休みも兼ねて、帝都で買い物をし、冒険者ギルドでクエスト見てくるだけにしておこう。


そんでもって、帝都の鍛冶師ギルドの前まで来た。

「鍛冶師、又はマイスター以外は入れません」と入り口にいた、ドワーフの警備員に止められた。マジか、厳しいな。

「しょうがないですね、では私だけ中に入ります」とスザンナ、鍛冶師ギルドの中に入っていった。

しばらくすると出てきた。手になんか本を持っているな。

「スザンナ、どうだった?」

「試験を受けてパスしないと、マイスター用のレシピ本を売ってくれないそうです」

「試験?」と俺、

「はい、問題集を金貨1枚で買わされました。10日後の朝にもう一度来いとのこと、ちなみにマイスター用のレシピ本は金貨50枚も必要だそうです」とスザンナ、

なかなかの厳しさだな。

「金のことはまあ良い、試験は難しいのか?」

「問題集を読んでないので分かりません、これから勉強します」とスザンナ、

「そうだな、10日間勉強してアタックしてみるしか無いよな。頑張ってくれ」と俺、


帝都の街は広い、とりあえず大きな武器屋に寄ってみることにした。

これはデカいな。

「すごいです、オリハルコンの剣もあります、スキル付与済みも、フムフムなるほど」とスザンナ、なにか感心しているようだ。メモ帳を取り出して、なにか書き始めた。

みんなも、自分の装備できる武器や、防具のコーナーに別れて装備を見ている。

あそこにはスキルカードのコーナーがあるぞ、さすが帝都だ見ておこう。


スキルカード専門の店員かな。聞いてみることにする。

「槍にスキルカードを結合したいと思っているが、お勧めは何かな?」と俺、

「そうですね、槍ですと、摩擦低減のスキルカード、毒のスキルカードが人気です」と店員

「摩擦減少かあ、より深くまで刺さるようになるのか?」

「ハイそうです。摩擦が減るので、刺さりやすく抜け安くなります」と店員、

「ここにある火のスキルカードはどんな効果があるんだ?」

「刀身が熱くなって、魔獣を切りますと、熱のダメージが加わります」と店員、

お、そんな効果があるスキルカードもあるのか。

「ちなみに聞くが、その武器でお湯を沸かすことは出来るか?」

「装備して構えると、刀身が熱くなります。水につけるともちろんお湯になります。と言うか熱湯になります。このような効果のスキルカードを付与した武器は少しずつMPを消費しますので注意が必要です。長時間構えるのはお勧めできません」

「その隣にあるのは不壊属性のカードだな、もう一つ隣にある羽根の絵のようなカードはなんだ、空が飛べるとか?」

「羽根の絵のカードは軽量化です。大斧や、大剣など重量のある武器と相性が良いですね」

そうか、飛べるわけでは無いんだな。

「ちなみに、水が出るようになるスキルカードは無いか?」

「ございます、こちら水のスキルカードですね。あまり買う人がいないのでお安いですよ」

「摩擦低減、水、火、不壊属性、羽根の5枚でいくらになる」と俺、

「5枚同時にお買い上げですと、サービスして金貨400枚でいかがでしょうか?」と店員、

「そこをなんとか金貨380枚でどうかな?」と俺、

「ウーン、今回だけの特別値引きということでよろしいでしょう」と店員、

「では貰った」俺は、金貨380枚を出して、スキルカード5枚を手に入れた。


「みんな、なんか欲しい物あるか?」と俺、

「いや、特にないな。装備で最近困ることは無くなったからな」とベン、

たしかに、最近装備は買わなくなった。

武器屋を後にした。


女どもは服屋と雑貨屋で色々買ったらしい。レンなんか持ちきれないほど抱えているが何をそんなに買ったんだ。冒険者ギルドによってクエスト掲示版を見てみたが、あまり有益なクエストは無かった。

「ユリ、帰ろう」とユリにテレ・フィールドを頼んだ。


家に帰ると、早速、スキルカード結合を依頼した。

「レン、この”シノビの脇差し”とオリハルコンのやつ交換な」とレンに武器を交換させた。もちろんシノビの脇差しはマルチリペアとクリーニング済みになっている。

「分かったニャンね」といって交換する。

「スザンナ、オリハルコンの槍に摩擦低減のスキルカード、脇差しに火、オリハルコンのショートソードに水、ベンの両手剣に不壊属性、スザンナの大斧に羽根のスキルカードを融合してくれ」と言いながら、スキルカード5枚を渡した。

「ベン、オリハルコンの両手剣を持って来てくれ」とベンに頼む。

「スキルカード5枚も一度に買ったんですか?」とスザンナが驚いたようだ。

「大丈夫だ、これは無駄遣いではない、必要になるから買ったんだ」と俺、

「分かりました”スキルカード結合”」とスザンナ、次々に武器にカードを融合させた。

「ベン、お前のオリハルコンの両手剣、カッコ良くなったな」と言いながら手渡す。

武器はカードを結合させて性能が上がると形や装飾が変わるのだ。

「おお、これはすごい、男爵の両手剣に似ているな」とベンが喜んでいる。

ほぼ同じ剣のハズだ。

「不壊属性を付与したから、剣が折れることは無くなった。思いっきりぶん回せるぞ」と俺、

「ちょっと庭で振り回してくる!!」とベン、外に出て行った。

「私の大斧もずいぶん軽くなって扱い易くなりました」とスザンナ、

「俺の槍もかなりイカしたデザインになったな。ビジュアル的にこりゃ良いな」と俺、

「そのショートソードと、脇差しはどうするんですか」

「風呂だな。主に風呂に水を入れて、お湯にする為に使う目的の物だ」と俺、

「ふぇー、そんな目的ですか」とスザンナ、

「早速やってみよう」と俺、風呂場に移動すると、ショートソードで水を張り、脇差しでお湯を沸かしてみた。

「こりゃ便利だな、今度から井戸と往復する必要もないし、大鍋でお湯を沸かす必要も無くなった」と俺、

「でも、その剣、魔獣を切ったやつですよ」とスザンナ、

「綺麗に石鹸で洗えば大丈夫だ。そもそも魔獣の肉だって俺たち食っているじゃないか。平気だろ」と俺、

「まあ、そうですけど」とスザンナ、

この日から、俺のショートソードと、脇差しは毎日フル回転で風呂に水を張り、お湯を沸かす道具としてみんなに重宝されたのであった。


「スザンナ、明日からだが、試験まで魔獣狩りは休んで勉強してくれ」と俺、

「え、良いんですか?」とスザンナ、

「6人のフルパーティとしては、1人不足するが、マーベリックの所に来た新人のガキを鍛えるから安心して勉強してくれ」

まずは、スザンナのマイスター試験に協力したい。

マイスターのレシピ本には今まで以上に強力な装備の作成方法が書かれていることだろう。

「ありがとうございます。ガンバリます」とスザンナ、胸の前で両手で拳を握り頑張る姿勢を示した。

「みんなー、スザンナは明日から試験勉強をする。みんな協力するように。あまり騒いだりしないこと。それから魔獣狩りは当分休ませる」と俺、

「みんな、すいません。ご協力お願いします」とスザンナ、頭を下げた。

「応援するんニャ、頑張ってなのニャン」とレン、

「そうだ、みんなの装備はスザンナが作成した物だ、そしてこれからもだ。今回の試験はその為の試練なんだ。よろしくな」と俺、

これから10日間勉強するのも緩くないぜ。どっちかと言ったら魔獣狩ってる方が楽だと思ったのは俺だけだろうか。


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