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ソープランド・ミチル開店

第41部分 ソープランド・ミチル開店


携帯端末のオフラインDBで石鹸作りのレシピを確認する。

有るある、手間はかかるが簡単だな。手順は簡単に言うと、

--------------------------------------------

①灰汁を作る。

 枯れ草や良く乾燥した木で白い灰を作り、白い灰を熱湯に入れてかき混ぜ一日放置する。

②ベースオイルを作る。用意する。

 植物油、または動物性の油を精製し、濾しておく。

③鹸化させる。

 ”①”と”②”を湯煎で50度に温める。暖めたら②に①を注ぎ、かき混ぜる。

④鹸化を促進させる。

 アルコールを適量入れ、かき混ぜる。70度ぐらいに温度を上げて、さらにかき混ぜる。

ドロドロにならない場合は①を足して、数時間休み、休みかき混ぜドロドロになるまで混ぜる。

香り付けをする場合は、花の精油を型に入れる寸前に入れて、かき混ぜる。

⑤型に入れて固める。

長方形の型に入れて固まるまで待つ、製法によるが、3日~1ヶ月で硬化する。

ナイフで使いやすい大きさに切り。さらに乾燥させる。白く鹸化したら完成。

Phを確認する必要がある。使ってみて、ヒリヒリしたら、一~二週間乾燥させて使用して見みる。

---------------------------------------------

手間と時間はかかるが、特別な道具は必要ない。鍋が数個と型、枯れ草は無料だし、油は少し値が張るが、それほど高価な物でもない。

「ミミン、石鹸の作り方は以上だ。なにか不明なことはあるか?」

「どれくらいの量をまぜるかが分からないニャけど、すこし研究すれば問題ないニャ」

「俺たちが石鹸を売る許可の件はどうだ、聞いてみてくれたか?」

「薬ギルドでは石鹸を扱わないけど、消毒効果や、美肌効果を出す薬草を石鹸に加えれば問題なくなるみたいニャ、私は薬ギルドに入っているからニャア」とミミン、

なるほど、そう言う抜け道があるのか。

「石鹸工場は当面、元奴隷の彼女達が住んでいる家だ、あそこで必要な物を買いそろえ、石鹸のサンプルをまず作成して俺に見せてくれ、これが当面の資金だ、大切に使えよ」

俺は、ミミン金貨50枚が入った、金袋を渡した。

「ミミン工場長、よろしく頼む」

「ミチル、ありがとうニャンな。フフフ」とミミン、楽しそうだ。


俺は、メンバーのレベルアップをしながら待つことにした。

一週間ほどミミンに任せてみたところ、サンプルを持って俺の所にやってきた。

「ミチル、石鹸ようやくできたニャアよ」とミミン、

紙の包みを開く、真っ白くて四角い綺麗な石鹸に見えた。

洗面台に行き、井戸水をひしゃくですくい手を濡らして、使ってみる。

すべすべして、泡立ちも良くヒリヒリもしない。

少し花の香りもする。手だけでなく腕も洗ってみた。良い感じだ。

次に顔も洗ってみた。ヒリヒリはしない。PHは問題なさそうだ、完全に鹸化が済んでいる証拠だ。

「これは良い、俺の知っている石鹸そのものだ。花の良い香りも良いアイディアだな。」

「ミミン、これ1個作る原価が分かるか?」

「多分1つの型から10個は作れると思うニャ」ミミンが少し考えている。

「50個作るのに金貨1枚、だと、1つ銀貨2枚くらいだニャ」とミミン、

「材料だけではなく彼女達やミミンの労働力もかかっている。紙に包んで売るとしたら。それもだ、1個、銀貨4枚くらいで売ると、この辺の人は買うと思うか?」と俺、

「石鹸は高級品だから大丈夫だと思うニャ、植物油は大量に仕入れればさらに安く作れるようになるニャよ」

「それでは、1個銀貨4枚で売ってみよう。数は作れるか?」と俺、

「明日からでも始められるニャンね」とミミン、

「あの家で石鹸を売ることは男爵に話しはしてある。売り方だが、卸売りではなく、まずは直売で始めてみよう」

「型から出した石鹸を少し小さめにカットして、配布用サンプルを作り、あの家の地図とお店の名前を書いた紙にくるんで、近所の奥さん達に無料で配ろう。

 街に出て、石鹸を買ってくれそうな女性に無料で配布するのも良いな。これは俺のいた国でも効果のある売り方なんだ。しばらくはサンプルを使うが、石鹸は一度使うと、使い続けたくなる物だから買いに来ると言うわけだ。使って本当に良い物と分かってもらえれば、口コミも期待できる」


「なるほどニャア、それならお金もかからないで宣伝出来るニャ、この石鹸には絶対の自信があるニャンよ」とミミン、


「ミミン、これは重要なことだが、品質には気をつけろ、利益を求めると品質が悪くなる。あと石鹸はネズミや害虫に狙われやすいから製造工程や保管方法には十分注意してくれ、ネズミに囓られた石鹸なんかだれも買わないからな」と俺、

「お店の名前はミミンが決めたら良いな。ミミンの店だ」


「じゃあ、”ソープランド・ミチル”にするニャンね!!」とミミン、


「その名前だけは、止めておけ」

「そうニャンかあ、”ミミン石鹸店”にするニャンな」

それでいい。ソープランドはまずいだろ。



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