表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/85

ユリ魔道士とチャンピオンのアレックス

第38部分 ユリ魔道士とチャンピオンのアレックス


”ビシッ””ガシッ””バコーン”アレックスが魔獣を殴り、蹴り、さらに丸盾で殴りつける。魔獣は足の骨が砕けたのか、動作が遅くなった。

アレックスの動きには少し無駄があるが、機敏かつ力強い攻撃は魔獣に有効だ。

”兜割”とスキルを起動させ、マーベリックが魔獣の頭を切り裂いた。

マーベリックは、母譲りなのだろうか、それとも戦闘職が天職なのだろうか、とにかく感が鋭く、動きが良い。鉱山で働いていたせいか力も強く身体能力が高い。

こいつは素質があるこれからもっと伸びるな、間違いない。

”三段突き” ルミナがスキルで槍を何度も深く刺す。魔獣はとどめを刺され息絶えたようだ。

ルミナは槍を使っているが、弓で後方支援した方が良いな。

弓で魔獣を弱わらせてから、槍で突くと言うスタイルが”ワルキューレ”というジョブなのかもしれない。まだ力が弱く、レベルアップしてステータスをあげる必要があると感じた。


「あっ、きたクラスアップだ」とアレックス、

「お兄ちゃん、私もクラスアップです」とユリ、

ようやく、ユリが”魔法使い”から”魔道士”に、アレックスは”拳闘士”から”チャンピオン”になった。

”目利き”で2人を鑑定する。

-----------------------------------------------

ユリ・ヒカゲ 魔道士LV1

種族:ヒューム 女 10歳

*スキル

<アクティブ>

攻撃魔法(中)「ファイヤーボール、ファイヤートルネード、

       ウォーターボール、ウォーターシールド、

       アイスアロー、アイスシールド、アイストルネード、

       ライトニングアロー、エンハンスウエポン、エンハンスアーマー」

回復魔法(中)「ヒール、アドバンスドヒール」

空間魔法「テレ・ダンジョン、テレ・フィールド」

浮遊魔法「フライ」

魔法薬合成(中)

ゴーレム作成(中)

「ゴーレムクリエイト、スピリットクリエイト、スピリットムーブ」

時空間魔法(無効)

<パッシブ>

 知力上昇(中)、回避上昇(中)、MP回復(中)、ゴーレム従魔(中)、

 無詠唱、2重詠唱

*装備

頭   聖銀の魔法使い帽子

手   竜革のグローブ

胴体  聖銀の魔法使いローブ

足   竜革のブーツ+靴底(エゾキングオオヤモリの足裏革)

盾   ライトメタルの盾

武器1 オリハルコンの魔法杖

武器2 ミスリルのショートサーベル

その他 ダマスカスのバタフライナイフ、竜革のバッグ

--------------------------------------------

アレックス チャンピオン LV1

種族:アマゾネス種 女 29歳

<アクティブ>

 アイアンパンチ、アイアンキック、てなづけ、気功砲弾

<パッシブ>

 体力上昇(中)、回避上昇(中)素早さ上昇(中)、

 防御力上昇(中)、素早さ上昇(中)、状態異常耐性(中)

 剛力(中)、スキルコンボ(3) 

*装備

頭   聖銀のニット風帽子

手   格闘家用オリハルコンと竜革のナックルガード付グローブ 

胴体  格闘家用オリハルコンのフルメタルジャケット

足   格闘家用オリハルコンと竜革のプレート付ロングブーツ

    (エゾキングオオヤモリの足裏革)

盾   オリハルコンの円盾

その他 アマゾネスのイヤリング、ダマスカスのバタフライナイフ

--------------------------------------------


魔道士になったユリはもう一人前の”魔法”使いとなったな。

攻撃魔法の幅も広がり、リリン魔道士のようにミスリルのスタッフに跨がり空を飛べるようにもなっただろう。

空間魔法のテレポート系は文句なしに便利だな。一度行ったことの有る場所なら、パーティ6人を瞬時にテレポートできる。

もしかしてと思っていたがやはり”時空間魔法(無効)”は無効のままだ、やはり大魔道士にならないと、有効にはならないみたいだな。


チャンピオンになった、アレックスは、なぐったヒューム等を短時間従属させる”てなづけ”、空気の弾丸を飛ばす”気功砲弾”が使えるようになり、各能力値もぐんと上がった。アマゾネス種だからだろうか、アレックスの体術や身のこなしは荒削りだが、見事なものだ。さらに強くなったと言うことは、とても強力な前衛になったにちがいない。

攻略ノートにも記載されている”てなづけ”スキルは、この世界の盗賊を懲らしめる際などにとても有利に使えるらしい。


「レン、索敵頼む」俺は、レンに索敵を頼んだ。

「レッサー・ドラゴン1体、前方少し遠くニャン」とレン、もう見つけたか。

「ベン、次のレッサードラゴンはベンは尻尾を切るだけにしてくれ」と俺、

「わかった、アレックス達とユリを中心にやらせてみよう」とベン、俺の意図を理解したらしい、

「作戦を説明する、レッサードラゴンの目をルミナが潰してくれ、レンはそれのフォローをしてくれ。次にベンが尻尾を切り落とす。その後、アレックスとマーベリックが手と足を潰して、ユリが開いた口に魔法攻撃、マーベリックとルミナで急所の心臓を攻撃してみよう。手こずったらベンとレン、俺も参加する。これは訓練の一つだ」


「魔獣が私たちに気づいたニャンね。くるニャンよ」とレン、

レッサードラゴンが見えた。

「あ、白いなアルビノか、特異体だ、これはラッキーだ。みんな、胴体の皮を必要以上に傷めるなよ、買い取り額が安くなる」

「了解」とアレックス、

「ではやります」とルミナ、矢を持って狙っている。

”バシュ”と矢がとんで行き、レッサードラゴンの目に刺さった。

”魔法矢”とレンがスキルを発動、光の矢がもう一つの目を潰した。

レッサードラゴンの後ろにベンが既に回り込んでいた。”ドラゴンスレイヤー光の剣””ドラゴンジャンプ””真空兜割”の3スキルを起動したベンの声が聞こえた。

”ザッ”と言う音と共に、レッサードラゴンの尻尾が切り離され、尻尾だけがウネウネと動いた。

”ギャギャギャヲー”と魔獣の叫び声が聞こえた。

「マーベリック、ルミナ行くよ」とアレックスの声、3人がレッサードラゴンに駆け寄ってゆく。

”ギャヲー”と魔獣が気配を感じたのか威嚇した、ユリが無詠唱で”ライトニングアロー””アイスアロー”を二連続で飛ばしたようだ。魔獣の口にバチバチと光る矢と、白い氷の矢が吸い込まれていった。

魔獣が痙攣する。これはガツンと効いたハズだ。


アレックスが”ガキッ”と盾を魔獣の足に叩きつけ、”アイアンキック”とスキルでさらに攻撃した。

魔獣の1本目の足が砕けたようだ。

魔獣が爪を振り上げ、マーベリックを攻撃しようとした、

”受け流し”とスキルを起動、爪の攻撃が刀で横に流れると、

「”オリャー”」とマーベリック、レッサードラゴンの腕を刀で切り落とした。

「”フン”」とアレックスがジャンプして反対側に回ると、反対側の足を攻撃。

マーベリックも素早く回り込んで、もう一方の腕を切り離した。

”三段突き”とルミナ、レッサードラゴンの1つめの心臓めがけて、槍を突き刺している。

レッサードラゴンはもうほとんど動かなくなった。もう、十分だな。


「チョット、まった」と俺、

良い機会だ。このままレッサードラゴンにとどめを刺すのがおしいと思った。

「マーベリック、ルミナは、レッサードラゴンの背中に上ってくれ」

2人はレッサードラゴンによじ登ると背中に跨がった。

「俺が良いと言うまで動くなよ」と俺、携帯端末を取り出して、時間を計測する。

多分1分ぐらいなんだろうな。

ついでに写真も撮っておくか、記念になる。

”カシャリ”携帯端末で撮影した。

白いレッサードラゴンに跨がる少年と少女は絵になるなあ、と思った。


「よし降りて良い。とどめはマーベリックがやってくれ。反対側な」とマーベリックにもう一つの心臓を突き刺すように指示した。

”目利き”マーベリック、ルミナを鑑定する。転職可能なジョブの一覧にはなにも表示されていない。

やはり、レベル足りないか。

マーベリック、ルミナはLV5だ。竜騎士になるにはおそらくLV10~20必要なんだろうな。


「ミチル、どうだ竜騎士になれそうか」とベン、俺がなにをしているのか悟ったようだ。

「まだレベルが足りないようだ。竜騎士のアンロック条件には、おそらくLV10~LV20は必要なんだろう」と俺、

「そうか、だろうな未だ少し早い気がする」とベン、

「ベン、3人の動きだけど少し気にならないか?」

「ミチルも感じたか、基本がまだ身についていない感じだな、アレックスは自己流なのかもしれない。他の2人は動きは良いんだが経験不足だろう」とベン、

ベンはさすが見抜いたな。


”魔獣解体”とスキルを起動し、白いレッサードラゴンを解体した、

「マーベリック、これをアイテムボックスにしまってくれ」と指示する。

「アレックス、アレックスは今まで武術を習ったことはないのか?」と俺、

「そうだな、母に小さい頃教わっただけで、ほぼ自己流だ、正式な訓練は一度も無いな」

なるほど、

「そうか、では後で冒険者ギルドで訓練を受けさせてもらえるか確認しよう、アレックスは強いが基本を知ることで新しい発見もあるはずだ、ほかの2人もギルドで一度訓練した方が良いな」

「わかった」とアレックス、

「じゃ今日はこれで帰ることにしよう」

「ユリ、2回に分けて、冒険者ギルドまで”テレ・フィールド”で転送してくれ」

「わかった」とユリ、パーティを解除し、2回に分けて俺たちを冒険者ギルドに転送した。


白いレッサードラゴンの買い取り額は金貨50枚だった、やはりレア個体だ、レッサードラゴンは相当数倒したが、白いレッサードラゴンは初めて倒した、ギルドの職員も喜んでいた。

他の魔獣も倒していたので、買い取り額は総額で金貨80枚になった。


ついでに、新人3人が受ける訓練の申し込みも済ませた、”格闘家、剣士、ワルキューレ”の訓練だ。アレックスは正直いまさら感はあるが、初心に戻ってキチンとした型を身につけるように言っておいた。訓練は明日の朝からだ。


「それでは、報酬を与えよう、新人の3人には色々欲しい物もあるだろう。金貨10枚とする。家にいる奴にはあとで渡しておく」と俺、その場の全員に金貨10枚を渡した。

「金貨10枚!、こんなにもらって良いのか?」とアレックス、

マーベリック、ルミナも驚いている。

「問題ない、アレックス、マーベリック、ルミナは3人で行動するように。夕ご飯の時間までには帰って来てくれ、ユリ、レン、ベンは俺と食材を買って帰ろう」

「肉か魚がイイニャンね、フフフ」とレン、

「さっきのドラゴンの一番良い足の肉をとってある。スープと、焼いて食べても美味いだろう。ドラゴンは高級食材だからな。酒でも買って帰るか」と俺、

今日の夕食はユリとアレックスのクラスアップ祝い、家の改装祝いとなりそうだ。


これで、次の目標に進める。

ユリを大魔道士にする。魔道士LV30にして、北にある賢者の祠に行く、魔道士をLV30にするには、大型のクエストをクリアしたり、盗賊団を壊滅させたりすると効率が良いとのこと。

今後はテレポートも使えることだしどうにかなるだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ