五七五の会話(二百文字小説)
「低気圧 耳鳴り酷く 病欠す」
「大丈夫 その特性は 役に立つ」
「気休めは 小言以上に 身に染みる」
「誤解です 天気予報で 大活躍」
「意味不明 何故耳鳴りが 活躍す」
「台風の 進路予想の 一案に」
「そんな事 できはしないと 一蹴し」
「何もしない うちに否定は いけません」
「どうすれば いいと問うても まだ疑心」
「前向きに 考えてみて 少しだけ」
「何故君は そこまで私 気にかける」
「聞かないで 愛に理由は ありません」
「あな嬉し 病も消ゆる 恋路かな」