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2.孤独無敗の城〈エルトランド〉

〈一周年!〉・DTCO攻略スレ100・〈おめでとう!〉


1.〈名無しの魔族〉

 一周年記念に立てときました。

 ↓テンプレ↓

 【DTCOの基本、心得。】

 ■荒らし煽りはスルー。構ったら負けと思ってる。

 ■URLは出来るだけ踏まない。ウイルス送られても知らん。

 ■初心者を大事に、嘘は教えないこと。(TDゲーを始めてプレイする人もいるのでそこは察して、どうぞ。

 ■質問する前に『ここ』読め。各専用分野のスレにもテンプレがある、読め。

 ■各ランカー城の(────)徴は『ここ』攻略して恨みを晴らしてやれ。

 ◇特殊ランカー城の詳細は『(────)っち』何か良く分からない奴ら。

              以上(─────)


2.〈名無しの魔族〉

 スレ立てありがとナス!DTCO1周年おめ。


3.〈名無しの魔族〉

 クソゲーってバカにしてやろうと思ったけど予想以上に面白くてドはまりした、訴訟。


4.〈名無しの魔族〉

 >>3 ナカーマ。


・~~~~~~~~~~~~~~・


122.〈名無しの魔族〉

 最近始めたんだけどランカーの定義が良く分からん。


123.〈名無しの魔族〉

 >>122 どゆこと?


124.〈名無しの魔族〉

 >>123 特殊ランカーってとこ、数で押せば何とかならないの?wwww一人しか下僕いない城とかあるじゃんwww


125.〈名無しの魔族〉

 >>124 量より質ってな……。


126.〈名無しの魔族〉

 >>124 エルトランドはまじでヤバイからやめとけ、資源奪われるだけだぞ。


127.〈名無しの魔族〉

 >>125.126 いやこんなの始めたばっかりの俺でも勝てるわwwwSS撮ってくるから待ってろよwwww


127.〈名無しの魔族〉

 >>127 こんなところにいられるか!俺は帰らせてもらう!並のフラグだな。せめて心が折れないことを祈っとくよ。


128.〈名無しの魔族〉

 他の特殊城は何とか行けそうなんだがエルトランドの攻略方法誰か調べろよ。シルヴィアだけ抑えればどうにかなるんだからさ。


129.〈名無しの魔族〉

 >>128 そのシルヴィアがどうにか出来ねぇんだよwwww


130.〈名無しの魔族〉

 さっき始めたんだけど初期キャラ何がいいの?やっぱりTDだから攻撃速いほうがいいのかな。


131.〈名無しの魔族〉

 >>130 初期キャラは全員使えないからその後の下僕ガチャで☆5当たるの期待した方がいい。


132.〈名無しの魔族〉

 >>130 初期キャラとか開幕で☆5当たってせいで全く使ってないわ、てかもういないかも。


133.〈名無しの魔族〉

 >>130 テンプレに乗ってるんだが?ちゃんと読んできて。 


134.〈名無しの魔族〉

 >>133 すいません、呼んできます。


135.〈名無しの魔族〉

 そいやそろそろ勇者防衛戦だけどお前ら準備大丈夫?


136.〈名無しの魔族〉

 分からん。前回こっぴどくやられたからなwww駄目かもだけどランカーに救援頼んどくわ。


137.〈名無しの魔族〉

 そいやエルトランドに突っ込んだ初心者馬鹿はどうなったんだ?


138.〈名無しの魔族〉

 >>137 まぁ負けてるでしょ。南無南無。


・~~~~~~~~~~~~~~~・


 



 私は迫りくる数十の銅製の防具を身にまとったゴブリンの首を一度の斬撃で、和紙をハサミで切るように軽く、そして容易く刎ねる。

 今日も私はご主人様の城を守るために、城門前にて一人、刀を振るう。

 全てはご主人様のため。そしてこの城の繁栄のため。私はご主人様の役に立てているのだ。

 迎える最終ウェーブ。

 奥から荒く削った木製をまるまる使ったこん棒と緑色の巨大な体を持つトロールが、数十の数で進行してくる。

 しかし私は負けない。いや、負けられない。守るべきものがあるから──。


 一番早く城門前に来たトロールの右足を、目にもとまらぬ抜刀で切り落とすと、膝から崩れ落ちるトロールの首を刎ねる。

 鮮血が空を舞うが、それに構わず次の標的を上段から一方両断。

 巨大な体躯が両断され、ドサリと倒れると青いポリゴン状となり消滅。

 消費した行動ポイントが瞬時に回復し、次々にトロールを切り殺していく。

 そして最後の一体。

 だがそのトロールは私の剣幕に恐れ、一瞬だが後退する。

 しかしシステム状後退は許されないトロールは、次の瞬間やけくそになったように叫びながら突撃してくる。

 その一撃を軽くイナシ、またも首を刎ねた。

 太い首がゴトリと地面に落ちると数秒後消滅する。

 空に夕焼けが似合う空に、〈防衛成功〉の文字が表示されると、私は初めて肩で息をする。

 その後刀の血を振り落とすと、刀を鞘に納めた。

 私は二度と負けはしない。あの時の私に嘘をつかないために。


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