表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/18

こうしゃのいりぐち

ヒロイン攻略対象と出会う そのに

「ほんっと、ひろいよねー」


姫華は周りを見渡しながら呟く。

魔力を持つ十五から二十歳の生徒達が、国中から集まってくるのだ。

学園の敷地や校舎のひろさも相応のものになる。


「さてっと、教室はどこだったかなー」


入学前に配布された用紙を見ながら呟く。

と、後ろから誰かがぶつかってきた。

ふりむくと、そこにはひょろっとした背の高い少年が立っていた。

長めの紺色の髪に青い瞳、胸元の紋章は水。

顔立ちはかなり良いが、雰囲気は沈んでいるように感じる。

無言で見つめてくる少年に、思わず一歩下がって声をかけた。


「あの、1-Bの教室ってどこにあるのでしょうか?」

「……知らない。

……どうせボクは役立たずなんだ……」


うつむく少年に、姫華はあわてる。


「大丈夫ですよ。

わかんないのは、わたしも同じですから。

あ、わたしは1-Hの春日姫華といいます。

あなたは?」

「……ボクは1-M、……青神瑠璃あおがみるり……」

「よろしくね‼」


微笑みかける姫華をじっとみつめて、瑠璃は呟いた。


「……そう、か。キミが……」


呟き声がよく聴こえなかった姫華が首をかしげると、瑠璃は昇降口の奥を指差す。


「……あの奥の辺りに、……案内図があったと思う……」

「そっか! ありがとー」


走り去っていく少女に、瑠璃は呟いた。


「……キミが無事に学園生活を終えられることを、……願っていっるよ……」


そして瑠璃もまた、隣の校舎に向かって歩きだした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ