新ジャンル:ハッピー大爆発(昔話風)
昔々、おばあさんは川で見つけた謎の桃から金塊が溢れ出てきたので幸せに暮らしました。
おじいさんも、竹やぶで見つけた光る竹が金塊を噴き出したので幸せに暮らしました。
罠にかからなかった鶴は、天啓を得て織った織物がバズり、羽根も抜くだけ生えて幸せになりました。
亀とウサギは競争中、はぐれて別の道に進みましたが、その先でそれぞれに幸せになりました。
「こいつら幸せすぎだろ!」
と読者は思いました。(思わなかったら初めに戻るか、似た別のパターンを追加してください)
読者の怒りが溜まったとして、作者はそれを予測しました。
すると、彼らはその幸せな生涯にて、寿命寸前で急遽爆死しました。
あらゆる財産、思い出、閃きからの利財等々素晴らしいものは、後に継げる形も残らず消えてしまいました。死んでなお来世に引き継げる財産は目には見えませんが、それらは彼らにありませんでした。
おわり。