魔法が一般的な異世界における科学と化学と物理
やぁ、またなんです。
今日もくだらない駄文に付き合ってもらいまする。
さて今日のお題はというと、みんな大好き異世界についてです。
タイトルを見ればわかるって?
その通りでございます。
てなことで進めていきます。
異世界物によくある現代知識チートで無双ってやつの中で魔法に対して科学で無双するってのがあるんですけどね。
やりたいのはわかるし面白さも簡単に出せるからね。
火魔法に対して酸素を無くしてやれば消えるとか、核爆発を起こせば魔法を上回る破壊力を出せるとか、マヨネーズを作って無双するとか醤油と味噌を作って餌付けハーレムを作るとかそんな感じで。
私が不思議に思うのは、そもそも魔法ってナニをエネルギーにして発現するのって原理。
魔力とか神の力とか、その作品ごとに特色がある部分ではあるんだけど、ここに科学と化学と物理を持ち込んでそれが成立するのかって。
水の温度を下げれば氷になって、熱せれば沸騰して蒸気になる。これは異世界でも一緒。
科学と物理に関するものなんだけど、水の分子がなければ状態変化は起きないと思うんですよ。熱の移動によって水の分子のエネルギーが増減して状態が変化するの現象なのでね。
異世界では魔法で水を生成するってのは基本中の基本なんだけど、その水の原資はナニであろうか。
魔力であろうか。
空気中の酸素水素を結合させているのだろうか。
神の力であろうか。
魔力であった場合を考えてみよう。
魔力というエネルギー源を消費して水を生成する。かなりのエネルギー効率だと思う。
この膨大なエネルギーはどのように補われているのだろうか。
大体において休憩で魔力が回復する描写だが、ポーションで回復するものもある。
核融合に匹敵するんじゃないかと思われるエネルギーを人体のみで補給できるものに対して、科学物理で対抗するのは自殺行為ではなかろうか。こちらも核融合クラスを持ち出さないと無双などできない。
空気中の酸素水素を結合させているのだろうか。
異世界に原子が存在し、分子となって水を構成するならば、それは現代と同じ、物理法則が生きている世界といえる。
空気があれば水の生成は可能だ。
だが、手のひらに掬えるほどの水を生成するのに、いったいどれほどの水素と酸素が必要だろうか。
水を生成したがために周囲からは酸素が消失し、術者が酸欠で死亡する、なんてことも起こりうる。もしくは瞬間的な真空を作り出してしまい、周囲の物体を吸い寄せてしまうかもしれない。術者にそれが当たると、痛いだろうなぁ。
ちょっと、現実では厳しいね。
神の力だった場合。
これに関しては科学物理は即座に降参した方が良い。勝ち目などない。
科学物理は物質が有限の世界でこそ成り立つものである。神の力で無限に生成されては手も足も出ない。
つらつらと書いたけども、そもそも水はどのようなものなのかを定めないと、どうにもならないのですよね。
こんな感じでちょっと考察しただけでも頭が痛くなりそうな事象なのです。
まぁ、こまけぇこたぁどーでもいいんだよ、の精神が気楽でよいですな。