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魔界は今日も青空だ!  作者: 陶山松風
第四章 サキュバス・ロワイアル!
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プロローグ


――それは、呼吸するのも難しい熱帯夜のことだった。


空には綺麗な軌道を描いた三日月が浮かび、星々が輝いている。

そんな美しい夜空に、一つの影が横切った。

その影は夜空の中を、まるで踊るように飛び回っている。

闇夜の妖精と例えられる姿に、魔王国バルファストの魔族達が、呆然と見つめていた。

誰も話す者はいない。

誰もその場を離れる者もいない。

その場にいる全員がまるで魅入られたように、その姿を目で追っていた。

闇夜の妖精はしばらく飛び回ると、ゆっくりと降下し、目の前に降り立った。

その瞬間、まばらな拍手が起こり、やがて大きな拍手と歓声に変わった。

誰もが思っただろう。

誰もが確信したであろう。


彼女が、彼女こそが、本当の――。


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